最勝海海岸 最勝海海岸の概要

最勝海海岸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/20 07:55 UTC 版)

最勝海海岸(にいなめかいがん)は、大分県佐伯市(旧上浦町)にある海岸である。

概要

最勝海浦の風景

佐伯湾の北に突き出す四浦半島南側の最勝海浦沿岸にある全長約7kmのリアス式海岸で、半島を成す山々が海に落ち込み、海中に奇岩が点在することから、海の耶馬渓とも呼ばれる景勝地である。特に、福泊地区の海中に並ぶ三ツ石と呼ばれる奇岩は有名。

全域が日豊海岸国定公園に指定されているとともに、1962年(昭和37年)11月3日に選定された大分百景に選ばれている。また、「最勝海浦のウバメガシ林」は、1982年(昭和57年)3月30日に大分県の天然記念物に指定されている。

最勝海浦(にいなめうら)は、明治時代に四浦半島南岸の大浜、蒲戸、福泊、長田、夏井が合わさって誕生した。「最勝海」という名は、『豊後国風土記』の海部郡の条で登場するもので、そこでは、海部郡の南部にあったとされる穂門郷の名の由来を、景行天皇がこの地に行幸した時に、海底の「最勝海藻」(ほつめ。ワカメのこと。)を採らせたことに因み、これが後に転訛して「穂門」(ほと)となったとしている。現在、「最勝海」を「にいなめ」と読むのは、明治時代にこの名が付けられた際に『豊後国風土記』の写本での誤記を採用したためとも言われる[1]

交通

脚注

座標: 北緯33度2分56秒 東経131度59分11秒 / 北緯33.04889度 東経131.98639度 / 33.04889; 131.98639





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「最勝海海岸」の関連用語

最勝海海岸のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



最勝海海岸のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの最勝海海岸 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS