志水燕十 志水燕十の概要

志水燕十

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/15 01:46 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

来歴

鳥山石燕の門人。鈴木氏。名は庄之助。御家人で根津清水町に住んでいた。戯作号は志水燕十、または清水燕十。狂歌名は奈蒔野馬鹿人。また、「志水つばくら」の名が天明3年(1783年)の『万載狂歌集』に見られる。他に鳳城北根津隠士、台閣西之隠士、裏町斎とも号した。本町連に属す狂歌師としても知られた。安永末期から天明頃、石燕門下による俳句集に燕十の挿絵がみられるが、一枚絵の作品はない。洒落本『一鬼夜行』や黄表紙の著作がある。天明3年に刊行された洒落本『愚人贅漢居統金』に山の手の大先生として大田南畝朱楽菅江、雲楽山人、蓬莱山人帰橋とともにその名が挙げられている。唐来参和蔦屋重三郎および忍岡時代の喜多川歌麿とも親密な関係にあった。『近世物之本江戸作者部類』によると、罪を得て終る所を知らずという。

作品

  • 『一鬼夜行』 洒落本 燕十作、石英、石子画 安永9年
  • 『身貌大通神略縁起』 黄表紙 燕十作、歌麿画 天明1年

参考文献




「志水燕十」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「志水燕十」の関連用語

志水燕十のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



志水燕十のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの志水燕十 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS