大波止停留場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/03 09:35 UTC 版)
大波止停留場 | |
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手前が新地中華街方面、奥が長崎駅前方面ホーム | |
おおはと Ohato | |
◄28 五島町 (0.3 km) (0.3 km) 出島 30► | |
所在地 | 長崎県長崎市江戸町2番1号先 |
駅番号 | 29 |
所属事業者 | 長崎電気軌道 |
所属路線 | 本線(■1号系統・□2号系統) |
キロ程 |
5.5km(住吉起点) 赤迫から5.8 km |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
2,500人/日 -2015年- |
開業年月日 | 1915年(大正4年)11月16日 |
長崎港の最寄りの停留場である。みなと祭りや精霊流し、長崎くんちの開催時は多くの利用者があるため、当停留場を始発として赤迫方面へ臨時列車が運行される。
歴史
大波止停留場は1915年(大正4年)に開業した[1][2]。長崎電軌の第1期線(築町 - 病院下間)開通と同日のことである[2][3]。停留場の位置と名前は開業以来一度も変更されておらず、これは長崎電軌の路線開業より存在する停留場では唯一[4][5]。ただ当停留場が長崎県庁舎の最寄りであることから、戦前には乗務員によって「大波止県庁前」と呼称されることもあった[5]。
年表
構造
大波止停留場は併用軌道区間にあり、ホームは道路上に置かれる[6][7]。ホームは2面あり、南北方向に伸びる2本の線路を挟み込むように配されるが、互いのホーム位置は斜向かいに離れている[6][8]。北寄りにあるのが長崎駅前方面行きのホーム、南寄りにあるのが新地中華街方面行きのホーム[6]。
精霊流しの際は精霊船の走行経路上に長崎駅前方面ホームがあるため、危険防止のため交差点を挟んで南側に臨時のホームが設置され、通常のホームは閉鎖される。またこのときは混雑緩和のため停留場に改札係が配置され、通常の乗車扉からも降車できるような措置をとることが多い。
利用状況
長崎電軌の調査によると1日の乗降客数は以下の通り。
- ^ a b c d 田栗 & 宮川 2000, p. 57.
- ^ a b c 今尾 2009, p. 57.
- ^ 100年史, p. 129.
- ^ 岡田将平 (2016年1月27日). “路面電車の電停 西浜町なぜ二つ?”. 朝日新聞(地方版・長崎) (朝日新聞西部本社): p. 30
- ^ a b c d e 田栗 2005, p. 32.
- ^ a b c 100年史, p. 130.
- ^ 川島 2013, p. 48.
- ^ 川島 2007, p. 119.
- ^ 100年史, p. 124.
- ^ a b 田栗 & 宮川 2000, p. 59.
- ^ アパホテル長崎出島 12月27日プレオープン コンフォートホテルを取得 2022年10月27日 ノアドット株式会社閲覧。
- ^ 閉店に関するお知らせ 2022年6月143日閲覧。
- 1 大波止停留場とは
- 2 大波止停留場の概要
- 3 バス路線
- 大波止停留場のページへのリンク