人間ども集まれ!
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舞台化
本作はたびたび舞台化されている。
- 2001年5月11日 - 12日、現代劇センター真夏座によって四谷区民ホール(東京都新宿区)で上演。脚本・演出:池田一臣[12][13][14][15]。その後、生徒参加型の学校公演を巡演[14]。結末は原作から変更されている[12]。
- 2016年10月20日 - 22日、劇団「TCアルプ」によってまつもと市民芸術館(長野県松本市)で上演。脚本・演出:木内宏昌、監修:串田和美[16][17]。
- 2018年11月30日 - 12月3日、同じく劇団「TCアルプ」によって「人間ども集まれ! 2018」としてまつもと市民芸術館で上演[18][19][20]。
- 2023年3月11-12日 イッツフォーリーズ新人公演、ミュージカル「人間ども集まれ!」演出は万里紗 (2023年1月23日 ステージナタリー編集部記事)
書誌
- 手塚治虫『人間ども集まれ!』 上、実業之日本社〈ホリデー新書マンガシリーズ〉、1968年12月25日。
- 手塚治虫『人間ども集まれ!』 下、実業之日本社〈ホリデー新書マンガシリーズ〉、1968年12月25日。
- 手塚治虫『人間ども集まれ!』虫プロ商事〈COM名作コミックス増刊〉、1973年7月10日。
- 手塚治虫『人間ども集まれ!』 1巻、講談社〈手塚治虫漫画全集 MT-81〉、1978年4月20日。ISBN 4-06-108681-2。
- 手塚治虫『人間ども集まれ!』 2巻、講談社〈手塚治虫漫画全集 MT-82〉、1978年5月25日。ISBN 4-06-108682-0。
- 手塚治虫『人間ども集まれ!』 上、文藝春秋〈文春文庫ビジュアル版〉、1995年2月10日。ISBN 4-16-811035-4。
- 手塚治虫『人間ども集まれ!』 下、文藝春秋〈文春文庫ビジュアル版〉、1995年2月10日。ISBN 4-16-811036-2。 - 解説は夏目房之介。
- 手塚治虫『完全版 人間ども集まれ!』実業之日本社、1999年2月10日。ISBN 4-408-39459-9。 - 文春文庫版を底本とする。雑誌連載時の内容のうち、単行本と大きく異なる箇所を「雑誌連載版」として抄録。序文は夢枕獏。「群論『人間ども集まれ!』」として大林宣彦、中島梓、横田順彌、石上三登志、夏目房之介、米沢嘉博、村上知彦、みなもと太郎、中村桂子、野口文雄、遠山泰彦(連載時の担当編集者)の論考、および竹宮惠子、山本貴嗣、とり・みきのカットを収録。
- 手塚治虫『人間ども集まれ!』講談社〈手塚治虫文庫全集 BT-048〉、2010年3月12日。ISBN 978-4-06-373748-6。
脚注
注釈
- ^ ただし、単行本も再刊のたびに修正が施されており、手塚の没後刊行の文春文庫版(1995年)ですら、『手塚治虫漫画全集』版(1978年)とはフキダシの形などに微妙な違いが見られるという[4]。
- ^ 連載当時、自衛隊海外派遣は実現していなかった。海外派遣および戦闘参加にかかわる法的・政治的問題については、作中では特に言及されていない。
- ^ 連載時には、未来が木座神を脅して、大伴からリラ殺害を示唆されたことを聞き出す場面があったが、単行本で削除された。そのため、未来はいつ、どうやって大伴が首謀者であることを知ったのか、という点が曖昧になっている。
- ^ 単行本版では曖昧だが、連載時には独裁政権に対する人民軍の武装蜂起だと説明されていた[8]。
- ^ 連載時には「くわしい描写をさけるが要はアナがあいてるだけ」と説明されていた[9]。
- ^ 作中では「保育・教育庁」と「外務・通産省」がある描写がある。
出典
- ^ 手塚 1999, p. 633, 米沢嘉博「SFとしての「人間ども集まれ!」」.
- ^ a b 手塚 1978b, あとがき.
- ^ 手塚 1999, p. 630, 夏目房之介「手塚治虫の自己批判時代」.
- ^ 手塚 1999, p. 655, 編集部「「完璧版」ではない理由」.
- ^ 手塚 2010, pp. 432–433, 森晴路「「人間ども集まれ!」解説」.
- ^ 手塚 1999, pp. 637–638, 村上友彦「「人間ども集まれ!」とその時代」.
- ^ 手塚 1999, p. 639, みなもと太郎「お楽しみは久しぶりじゃ」.
- ^ 手塚 1999, p. 655, No. 8.
- ^ 手塚 1999, p. 447, No. 39 扉絵.
- ^ 峯島正行『回想 私の手塚治虫――『週刊漫画サンデー』初代編集長が明かす、大人向け手塚マンガの裏舞台』山川出版社、2016年12月16日、206頁。ISBN 978-4-634-15110-9。
- ^ 手塚 1999, p. 634, 編集部注.
- ^ a b 「手塚漫画を舞台化 現代劇センター真夏座が「人間ども集まれ!」を上演へ」『読売新聞』、2001年5月8日、夕刊、17面。
- ^ 手塚 2010, p. 433, 森晴路「「人間ども集まれ!」解説」.
- ^ a b “沿革”. 現代劇センター真夏座. 2018年11月26日閲覧。
- ^ “上演記録”. 現代劇センター真夏座. 2021年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月26日閲覧。
- ^ “「人間ども集まれ!」舞台化!”. TezukaOsamu.net (2016年5月31日). 2016年10月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月20日閲覧。
- ^ “TCアルププロジェクト「人間ども集まれ!」”. まつもと市民芸術館. 2020年2月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月20日閲覧。
- ^ “舞台「人間ども集まれ!」再演が決定!”. TezukaOsamu.net (2018年6月15日). 2018年11月19日閲覧。
- ^ “TCアルプが新たに立ち上げる、手塚治虫原作「人間ども集まれ!2018」上演決定”. ステージナタリー (2018年6月17日). 2018年11月19日閲覧。
- ^ “TCアルププロジェクト「人間ども集まれ!2018」”. まつもと市民芸術館. 2018年11月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月19日閲覧。
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