リュクサンブール公園 特徴

リュクサンブール公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 22:55 UTC 版)

特徴

リュクサンブール公園には、幼い子供とその両親向けに、フェンスで囲まれた広い遊び場がある。あやつり人形の劇場やメリー・ゴー・ラウンドもある。時には、ポニーの騎乗を楽しむこともできる。無料の音楽公演が広場のガゼボで開かれ、木陰の小ぢんまりとした手頃なレストランでは、多くの人々が屋内外で音楽とワインを楽しんでいる。

庭園の穏やかな雰囲気はよく知られている。小さな池では子供たちがおもちゃのボートで遊んでいる。池の周りには、かつてのフランス王妃の像が並んでいる。

パリ国立高等鉱業学校と劇場のオデオン座が、リュクサンブール公園に隣接している。

開放時間は季節(日の長さ)によって変わり、開門は07:30 から08:15頃 、閉門は16:45から21:45頃となっている。

庭園の東にRER B線リュクサンブール駅がある。

彫像

自由の女神像

庭園のあちこちに、合計100以上の彫像、記念碑、噴水がある。

中央の緑地の周りには、歴史上のフランスの王妃と女性の聖人の像が20ほど、台座の上に立っている。この中には、ジャンヌ・ダルブレブランシュ・ド・カスティーユアンヌ・ドートリッシュルイーズ・ド・サヴォワアンヌ・ド・ボージューのものもある。

他の彫像は以下の通り。

天文の泉

天文の泉

リュクサンブール公園の南端、「マルコ・ポーロの庭」に、1874年「天文の泉」(fr:Fontaine des Quatre-Parties-du-Monde, 別名「4大陸の泉」「カルポーの泉」)が作られた。 この泉は1867年、Avenue de l'Observatoire (「天文台大通り」の意)の開発に伴って設置された。

ブロンズ製の泉は、4人の彫刻家によって製作された。ルイ・ヴィユミノ(Louis Villeminot)は噴水の土台周りのガーランド・フェストーン(花飾り)を制作した。動物を得意とする彫刻家エマニュエル・フレミエは、8頭の馬、海亀、水を噴き出す魚をデザインした。ジャン=バティスト・カルポーは、もっとも重要な4人の女性の裸像を彫刻した。この女性像は地球を支えており、アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパの各大陸を象徴している[1]。ウジェーヌ・ルグラン(Eugène Legrain)は女性が支える球体の黄道十二宮の帯などを制作した。


  1. ^ ジョン・バクスター『二度目のパリ 歴史歩き』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2013年、215頁。ISBN 978-4-7993-1314-5


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