ラブレター (カードゲーム) ヴァリエーション

ラブレター (カードゲーム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/10 15:04 UTC 版)

ヴァリエーション

オリジナル版以外にも、様々なヴァリエーションが発売されている。ここでは独自の拡張ルールや拡張カードが追加されているもののみを挙げる(オリジナル版とカード名・イラストが違うだけのものは省略)。

  • 宝石の国カードゲーム
    2015年5月発売(『宝石の国』4巻限定版同梱)。
    強さ2~5のそれぞれ2枚ずつのカードがそれぞれ異なる名前になっている。そのため、強さ1のカードでカード名を当てるのが難しくなっている。
    同じ強さでもカード名を変えてしまったことで発生したルール変更であるが、これは失敗だと判断されたためか、後の(少なくともヨザクラ以降の)ヴァリエーションでは特に理由がない限りカード名ではなく強さを指定するとして元のルールを維持している。
    おまけカードが4枚追加されている。
    また、月刊アフタヌーン2015年7月号に、追加のカードが付録として同梱された他、twitterキャンペーン(現在は終了)で漫画の感想をつぶやいた人の中から抽選で当たる追加カードも用意された。
  • ラブクラフト・レター
    2016年4月発売。
    クトゥルフ神話をモチーフにしており、通常のプレイに使うカードの他に、デメリット効果を持つ「狂気カード」と、狂気に関するルールが追加されている。
  • おそ松さんラブレターボードゲーム
    2016年9月発売。
    強さ1のカードが6つ子それぞれの名前になっており、枚数も6枚に増えている。また、通常版では指定できない強さ1のカード、つまり6つ子を指定することもできるが、それぞれ名前が異なるため6つ子を当てるのは難しくなっている(6つ子という指定だけでよしとするとあまりにも簡単すぎることに対する調整と思われる。そのためこのヴァリエーションでは強さではなくカード名を指定しなければならないことになっている。なお、6つ子以外は同じ強さのカードは全て同じカード名なので6つ子以外を当てる難度は通常のラブレターとほぼ同じである)。
    プレイヤーが6つ子の1人と言う設定となっており、最大6人でのプレイが可能となっており、6人プレイ用の追加カードも同梱されている。また、どのキャラクターを担当しているかを示す「キャラクターカード」が追加されており、同じ名前のカードを手札にした場合は強さが9になる。
  • ラブレター・フロム・ヨザクラ
    2018年8月発売(『夜桜四重奏』22巻限定版同梱)。
    宝石の国カードゲームと同様に強さ2~5のそれぞれ2枚ずつのカードがそれぞれ異なる名前になっているが、強さ1のカードで指定するのがカード名ではなくカードの強さになっているので宝石の国カードゲームであったキャラクターを増やしたことにより強さ1のカードで当てるのが難しくなる問題が解消されている。
    ラブクラフトレターでもカード名ではなく強さを指定することになっていたがラブクラフトレターの場合同じ強さでもカード名が異なるのは狂気カードだけであり、おそ松さんでは強さではなくカード名を指定するルールであったため、宝石の国カードゲームでの失敗を生かして元のルールを維持するようにした初のヴァリエーションである。
    通常ルールの他に、プレイヤーがランダムに「事務所」陣営と「比泉円陣」陣営に分かれ対決する拡張ルールが追加されており、担当プレイヤーの陣営及び特殊能力を示す「キャラクターカード」、拡張ルール用の「ライバルカード」が追加されている。
    他にも、通常ルール、拡張ルール共に使える「おまけカード」が3枚追加されており、通常ルールに付け加えることにより5人でのプレイも可能になっている。
  • 有野課長のラブレター
    2019年2月発売。
    挑戦ソフトカードを使った拡張ルールがあり、ゲームの進み方はオリジナルと一緒だが、勝者は挑戦ソフトと勝負をし、勝てばより多くのポイントを得られる。難しいソフトほど勝つのも難しいが、勝ったときに得られるポイントも大きい。
  • とんがり帽子の魔法試験
    2019年5月発売(『とんがり帽子のアトリエ』5巻限定版同梱)。
    同じ強さのカードは全て同じカード名なので強さ1のカードでの指定はカード名でも特に問題ないが、このヴァリエーションでもカード名ではなく強さを指定することになっている。
    通常のプレイに使う「魔法カード」の他に、担当プレイヤーがそれぞれ持つ特殊能力を示す「キャラクターカード」と、特殊な勝利条件を示す「クエストカード」が追加されている。
    また、月刊モーニング・ツー2019年7月号に、追加のクエストカードが付録として同梱された。
  • 東方ボムレター -届け弾幕!-
    2020年4月発売。
    強さ2~5のそれぞれ2枚ずつのカードがそれぞれ異なる名前になっているだけでなく、強さ1のカードも5枚全て異なる名前になっている。
    強さ8のカードがボスの位置づけになっており、種類も豊富にある。また、おまけカードが4枚追加されている。
    自機カードがあり、それぞれに特殊能力がある。また、ボムを使用することによりさまざまな強力な効果を発動できるようになっている。
  • ダンガンロンパ 絶望のラブレター
    2020年9月発売。
    東方ボムレターと同様、全てのカードが異なる名前になっている。
    希望サイドの効果は通常のラブレターと同じだが、サイド変化で絶望サイドに変化することもある。絶望サイドになると効果が変わり、同じ強さのカードでも異なる効果となっている。絶望サイドの効果はユニークでリスキーなものが多い。
    なお絶望サイドは拡張ルールの「モノクマルール」でのみ使用可能。

  1. ^ 商業ベースの販売会社アークライトの表記は「ラブレター」で、初代の同人ゲームとしての製作者カナイ製作所の表記は「Love Letter」である(後述出典アークライト、およびカナイ製作所を参照)。
  2. ^ a b c d Love Letter”. カナイ製作所. 2014年9月14日閲覧。
  3. ^ a b 梅津爆発. “【ほぼ毎日特集】安い! 早い! おもしろい! 3拍子そろったアナログゲーム『Love Letter』を制作者と遊んでみた(第16回)”. 電撃オンライン. KADOKAWA. 2014年9月14日閲覧。
  4. ^ ラブレター公式サイト”. アークライト. 2014年9月14日閲覧。
  5. ^ About Love Letter”. Alderac Entertainment Group(AEG). 2014年9月14日閲覧。(英語)
  6. ^ https://www.zmangames.com/en/news/2018/5/8/z-man-games-acquires-love-letter/
  7. ^ https://arclightgames.jp/product/246loveletter/
  8. ^ https://www.kickstarter.com/projects/loveletter10th/1499481339
  9. ^ 以下、本節は特記ない限り前掲電撃オンラインの説明による。
  10. ^ The Dice Tower - 2012 Awards”. The Dice Tower. 2014年9月14日閲覧。(英語)
  11. ^ Spiel des Jahres e.V. - Kategorie: Spiel des Jahres 2014”. spieldesjahres.de. 2014年9月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月14日閲覧。(ドイツ語)
  12. ^ ヘビーネットゲーマーからゲームデザイナーへ。「ラブレター」で日本人初のドイツゲーム賞入賞を果たしたカナイセイジ氏に聞く,原点と未来”. 4Gamer.net. 2014年12月29日閲覧。
  13. ^ Preisträger”. ドイツゲーム賞. 2014年12月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月29日閲覧。(ドイツ語)
  14. ^ https://arclightgames.jp/specialcontents/loveletter10th/history/
  15. ^ 10周年記念版「十周年によせて」より。


「ラブレター (カードゲーム)」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ラブレター (カードゲーム)」の関連用語

ラブレター (カードゲーム)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ラブレター (カードゲーム)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのラブレター (カードゲーム) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS