バットマン リターンズ バットマン リターンズの概要

バットマン リターンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/22 14:42 UTC 版)

バットマン リターンズ
BATMAN RETURNS
監督 ティム・バートン
脚本 ダニエル・ウォーターズ
原案 ダニエル・ウォーターズ
サム・ハム
原作 ボブ・ケイン
製作 デニーズ・ディ・ノヴィ
ティム・バートン
ラリー・J・フランコ
製作総指揮 ベンジャミン・メルニカー
マイケル・ウスラン
ジョン・ピーターズ
ピーター・グーバー
出演者 マイケル・キートン
ミシェル・ファイファー
ダニー・デヴィート
クリストファー・ウォーケン
マイケル・ガフ
パット・ヒングル
マイケル・マーフィー
音楽 ダニー・エルフマン
主題歌 スージー・アンド・ザ・バンシーズ
「Face To Face」
撮影 ステファン・チャプスキー
編集 クリス・レベンゾン
ボブ・バダミ
製作会社 ワーナー・ブラザース
配給 ワーナー・ブラザース
公開 1992年6月19日
1992年7月11日
上映時間 126分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $80,000,000[1]
興行収入 $266,822,354[1]
$162,831,698[1]
14億円[2]
配給収入 7億円[3]
前作 バットマン
次作 バットマン フォーエヴァー
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ティム・バートン監督ならではの世界観が前作以上に表れており、悪役の描写に比重が置かれ、バットマン狂言回しとなっている。

第65回アカデミー賞メイクアップ賞、視覚効果賞ノミネート。

ティム・バートンは本作の続編も監督する予定だったが降板し、1995年公開の映画『バットマン フォーエヴァー』ではキャスト・スタッフが一新された。

2021年、本作の続編となるコミック『BATMAN '89』が刊行された[4][5]。このコミックには、本作とその幻の続編にロビン役で出演予定があったマーロン・ウェイアンズをモデルとしたロビン(ドレイク・ウィンストン)や、第一作『バットマン』にハービー・デント役で出演したビリー・ディー・ウィリアムズをモデルとしたトゥーフェイス(ハービー・デント)が登場している。

本作でブルース・ウェイン/バットマン役を務めたマイケル・キートンは、本作への出演から30年を経て、実写映画『ザ・フラッシュ』や実写映画『バットガール』で同役を再演する[6][7][8][9][10]

あらすじ

ジョーカー亡き後のゴッサム・シティに跳梁跋扈するサーカスギャング団。畸形ゆえ捨てられた過去を持つ首魁ペンギンは、表の世界に乗り出すべく自作自演や狂言などで自らの商品価値を高めていく。それに協力するのは、野心溢れる実業家マックス・シュレック。彼は発電所に細工をし、市の生命線を握ろうとしていた。

そんな計画に気付いた内気な秘書セリーナをシュレックは口を封じるためにビルから突き落とす。猫の魔力で甦った彼女はキャットウーマンとして街に繰り出すようになる。ペンギンの企み、シュレックの野望を阻止する為に、そしてセリーナに惹かれながらキャットウーマンと争うべくバットマンは今宵も闇を走る。

クリスマスを舞台に怪人たちのサーカスは幕を開けた。

登場人物

ブルース・ウェイン/バットマン
街に現れるヒーロー。正体はゴッサムシティの若き大富豪。
セリーナ・カイル/キャットウーマン
マックスの秘書。マックス曰く、コーヒーを入れることだけが取柄。元々はうだつの上がらない女性だった。
オズワルド・コブルポット/ペンギン
街を恐怖に陥れようとする男。その正体はジョーカー亡き後の裏社会を跋扈するギャングのトップ。乳児であったころに奇形を疎んじた両親に捨てられた過去を持つ。
マックス・シュレック
ゴッサムシティの実業家。市民からの評価は高いものの本性は傲慢で卑劣な野心家であり、ゴッサムシティの完全掌握を目論み、オズワルドと手を組むことになる。
タッカー・コブルポット卿
オズワルドの父。物語の30年前のクリスマスに妻がオズワルドを出産するも、奇怪児であったために周囲の目も考えて捨てる事にした。
チャールズ “チップ”・シュレック
マックスの息子。

注釈

  1. ^ a b VHSDVDBD収録
  2. ^ a b 1994年12月25日に『日曜洋画劇場』で放送された。放映時間は正味105分。
  3. ^ a b 2014年11月29日にWOWOWで放送。本編ノーカット。テレビ朝日版のカット部分(約15分)を追加録音したもので、逝去されていた声優の部分は別の声優が代役を務めた。
  4. ^ ワーナー・ブラザースは彼の出演を強く希望していたとのこと。

出典 

  1. ^ a b c Batman Returns (1992)”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2009年9月17日閲覧。
  2. ^ 日経エンタテイメント! 2012年4月号 No.181
  3. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)514頁
  4. ^ The Movie Worlds of Superman '78 and Batman '89 Are Heading to Comics in Two All-New DC Digital First Series!” (英語). DC (2021年2月16日). 2021年2月20日閲覧。
  5. ^ (英語) Batman '89 and Superman '78: Classic DC Movie Universes Return as Comics - IGN, https://www.ign.com/articles/batman-89-superman-78-comics-michael-keaton-christopher-reeve 2021年2月20日閲覧。 
  6. ^ Kit, Borys (2020年6月22日). “Michael Keaton in Talks to Return as Batman for ‘Flash’ Movie” (英語). The Hollywood Reporter. 2022年3月1日閲覧。
  7. ^ Yes, Michael Keaton Really Is Playing Batman in 'The Flash'” (英語) (2021年4月19日). 2022年3月1日閲覧。
  8. ^ Batman Returns! Michael Keaton in Talks to Play Bruce Wayne in 'The Flash' Movie (Exclusive)” (英語) (2020年6月22日). 2022年3月1日閲覧。
  9. ^ D'Alessandro, Anthony (2020年6月22日). “Michael Keaton In Early Talks To Reprise ‘Batman’ Role For DC Universe, Starting With ‘The Flash’” (英語). Deadline. 2022年3月1日閲覧。
  10. ^ Kit, Borys (2021年12月22日). “Michael Keaton Joining 'Batgirl'”. The Hollywood Reporter. 2021年12月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月30日閲覧。
  11. ^ a b 第2回 吹替キャスティングが豪華すぎて、怒られた作品、『バットマン リターンズ』。”. "アンソニーの吹替え事件ファイル – ふきカエル大作戦 日本語吹替え専門". 2022年9月4日閲覧。


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