ジェミニ5号 ジェミニ5号の概要

ジェミニ5号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/09 09:42 UTC 版)

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ジェミニ5号
徽章
ミッションの情報
ミッション名 ジェミニ5号
宇宙船 ジェミニ5号
質量 3,605キログラム (7,950 lb)
乗員数 2名
コールサイン Gemini 5
打上げ機 タイタンII GLV #62-12560
発射台 ケープカナベラル空軍基地LC-19発射台
打上げ日時 1965年8月21日
13:59:59 UTC
着陸または着水日時 1965年8月29日 12:55:13 UTC
北緯29度47分 西経69度45.4分 / 北緯29.783度 西経69.7567度 / 29.783; -69.7567
ミッション期間 7日22時間55分14秒
周回数 120周
遠地点 350.1キロメートル (189.0 nmi)
近地点 162キロメートル (87 nmi)
公転周期 89.59 分
軌道傾斜角 32.61°
航行距離 5,242,682キロメートル (3,257,652 mi)
乗員写真
(L-R) Conrad, Cooper
年表
前回 次回
ジェミニ4号 ジェミニ7号

1965年8月21日タイタンII型ロケットで打ち上げられ、同年8月29日に帰還した。

概要

ジェミニ5号の目的は、月飛行計画のために、より長期の宇宙滞在を可能とする技術の実証であった。ジェミニ4号では4日間の宇宙飛行であったが、ジェミニ5号では燃料電池を電源として用いることにより、これまでで最長の8日間の宇宙滞在を目指していた。

ジェミニ5号の回収

ジェミニ5号は1965年8月21日にケープカナベラル空軍基地LC-19発射台よりタイタンII GLV・ロケットを用いて打ち上げられている。ジェミニ5号の最初のミッションは、同時に打ち上げられた重量34kgほどの小型衛星(REP)とのランデブー試験であった。REPは打上げ2時間後にジェミニ宇宙船から切り離された。REPは重量34.5kgで、無線装置などが組み込まれていた。しかし、燃料電池が不調であったため、電力が不足し、これは中止された。飛行3日目に実機とのランデブーではないが、ランデブーのための軌道制御飛行試験を行っている。5日目には軌道姿勢制御システム(OAMS)のスラスターのうちの1基が故障し、いくつかの試験が中止された。このほか、地球観測や医学的実験は実施されている。大気圏再突入に際しては、宇宙船を傾け、その揚力を利用し、従来よりも制御された再突入方法をとった。コンピューターの不調により、予定地よりも約130kmずれた大西洋上に着水している。アメリカ国防総省もジェミニ5号の支援についており、人員10,265名と航空機114機、艦艇19隻が投入された。

ジョンソン宇宙センターに展示されているジェミニ5号

ジェミニ5号はNASAのジョンソン宇宙センターテキサス州ヒューストン)で展示されている。

搭乗員

予備搭乗員






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