アクアフィリング 成分

アクアフィリング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/19 14:13 UTC 版)

成分

2%のポリアミド陽イオン)と98%の生理食塩水で構成される。体内注入後、ポリアミド加水分解と尿排泄によって分解され、最終的には体外へ排出される。

アクアフィリングの構造

アクアフィリングの構造は、カルボニルアミン基の間に生じる水素結合に基づいており、 複数の活発なカルボキシル基グループがあることにより、陽電荷をポリマー分子へ与え、高い親水性水溶性が実現している。陽電荷ゲルが負電荷分子であるコラーゲンエラスチンを引き寄せるため、長期間の弾力性が維持できる。

施術方法

基本的には、注射器充填剤を注入する。体への負担が小さいので当日から普段どおりの生活が可能なケースが多い。さらに、追加注入が気軽にできるため、少しずつ豊胸したり、形を整えたりすることなどが可能。

法的事項

チェコにて製造され、CEマーク認証をされている。また、EUにおいての販売許可を取得している。

日本国内の動き

日本形成外科学会は、「非吸収性充填材注入による豊胸術に関する共同声明」を発表[1]している。また、豊胸手術被害の注意を呼びかけるため、厚生労働省チェックリストを公表している[2]

脚注

関連項目

外部リンク


  1. ^ 日本形成外科学会 > 会員の方へ > 各種委員会 > 美容医療に関する委員会”. www.jsprs.or.jp. 2019年5月14日閲覧。
  2. ^ 豊胸術被害で注意呼びかけ 厚労省がチェックリスト”. 日本経済新聞 電子版. 2019年5月14日閲覧。


「アクアフィリング」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アクアフィリング」の関連用語




アクアフィリングのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アクアフィリングのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアクアフィリング (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS