その男ゾルバ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/01 00:21 UTC 版)
その男ゾルバ | |
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Zorba the Greek (Alexis Zorbas) | |
監督 | マイケル・カコヤニス |
脚本 | マイケル・カコヤニス |
原作 |
ニコス・カザンザキス 『その男ゾルバ』 |
製作 |
マイケル・カコヤニス アンソニー・クイン[注 1] |
出演者 |
アンソニー・クイン アラン・ベイツ イレーネ・パパス リラ・ケドロヴァ |
音楽 | ミキス・テオドラキス |
撮影 | ウォルター・ラサリー |
編集 | マイケル・カコヤニス[注 2] |
製作会社 | 20世紀フォックス |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 |
1964年12月17日 1965年9月25日 |
上映時間 | 142分 |
製作国 |
イギリス ギリシャ アメリカ合衆国 |
言語 |
英語 ギリシャ語 フランス語 |
製作費 | $783,000(見積値)[2] |
興行収入 | $9,000,000[3] |
第37回アカデミー賞において助演女優賞(リラ・ケドロヴァ)をはじめ3部門を受賞している(ノミネートは7部門)。
主人公アレクシス・ゾルバは実在の鉱山労働者ヨルゴス・ゾルバス(1867年 - 1942年)をモデルとしている。
ストーリー
英国人作家バジルは、ギリシャ人の亡父が遺した亜炭炭鉱を再開するためにギリシャにやって来る。 目的地のクレタ島行きの船を待つ間、気のいいギリシャ人の男ゾルバと知りあったバジルは、採掘場の現場監督としてゾルバを雇うことにする。 炭鉱近くの村に着いた2人は、フランス人のマダム・ホーテンスが経営する安ホテルに泊まることにするが、女好きのゾルバはすぐにマダムと懇ろになる。 一方、バジルは村の中で孤立している美しい未亡人を気に掛ける様になる。
ところが未亡人に一方的な想いを寄せていた村の青年パブロが2人の仲を知って自殺すると、村人らは一斉に未亡人を目の敵にして石を投げつけ、男たちは刺し殺そうとまでする。 バジルがゾルバを呼び寄せて、ゾルバが何とか未亡人を助け出そうとするが、目を離した隙にパブロの父親が未亡人を殺してしまう。 彼女を救うことはおろか、何もできなかったバジルとゾルバは強く打ちのめされる。
ゾルバは成り行きでマダムと婚約することになるが、マダムは病に倒れ、ゾルバの腕の中で亡くなる。 死者の財産を勝手に奪い取って良いという村の風習に従い、村人らは嬉々としてマダムの家からありとあらゆるものを奪い去って行く。
ゾルバの発案で建設された、森から切り出した木材を山から滑り下ろすケーブルは、竣工式での試運転で倒壊する。 全てを失ったにもかかわらず少しも動じることのないゾルバの姿に感激したバジルは、ゾルバにギリシャのダンスを教えてくれる様に願い出た。 ゾルバはクレタ島の明るい太陽の下で悠々とダンスを踊り始めるのであった。
キャスト
※括弧内は日本語吹替(テレビ版・初回放送1971年8月28日 NHK教育 15:00~17:00[4])
- アレクシス・ゾルバ: アンソニー・クイン(北村和夫)- 楽天的でバイタリティ溢れる自由な男。
- バジル: アラン・ベイツ(江守徹)- 英国人作家。父親はギリシャ人。ゾルバを気に入り、亡父の遺した採掘場の現場監督にする。
- 未亡人: イレーネ・パパス - 村の中で孤立している美しい未亡人。村の男らには全く見向きもしなかったが、バジルに惹かれ愛し合うようになる。
- マダム・ホーテンス: リラ・ケドロヴァ(田代信子)- 安ホテルの女主人。フランス人。元高級娼婦。過去の華やかな記憶に縋って生きている。なお、フランス語では「オルタンス」と発音する。
注釈
出典
- ^ a b “Alexis Zorbas (1964) - Full Cast & Crew” (英語). IMDb. 2020年11月7日閲覧。
- ^ “Alexis Zorbas (1964)” (英語). IMDb. 2011年8月29日閲覧。
- ^ “Zorba the Greek (1964) - Financial Information” (英語). The Numbers. 2020年11月7日閲覧。
- ^ “劇映画「その男ゾルバ」~1964年アメリカ・ギリシャ合作映画~”. NHKクロニクル. 2022年2月13日閲覧。
- ^ “Zorba the Greek (1964)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年11月7日閲覧。
- 1 その男ゾルバとは
- 2 その男ゾルバの概要
- 3 作品の評価
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