靱性とは? わかりやすく解説

じん‐せい【×靭性】

読み方:じんせい

固体のもつ性質の一。材質粘り強さ外力によって破壊されにくい性質


靱性


靱性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/05 09:09 UTC 版)

靱性(じんせい、英語: toughness)とは、物質脆性破壊に対する抵抗の程度[1][2]、あるいはき裂による強度低下に対する抵抗の程度のことで[3]、端的には破壊に対する感受性や抵抗を意味する[4]材料粘り強さとも言い換えられる[1]


  1. ^ a b c d e f 機械工学辞典 2007, p. 631.
  2. ^ a b 機械材料学 2014, p. 102.
  3. ^ a b 基礎機械材料学 2008, p. 65.
  4. ^ a b 材料強靭学 2000, p. 63.
  5. ^ コンクリート委員会・規準関連小委員会「コンクリート工学の分野における用語・用字の表し方に関する検討(報告)」(pdf)『土木学会論文集』第466巻第19号、1993年、17-19頁。 
  6. ^ 日本材料学会 用語集 索引-し”. 日本材料学会. 2014年10月7日閲覧。
  7. ^ オンライン学術用語集検索ページ”. 学術用語集. 文部科学省・国立情報学研究所. 2014年9月21日閲覧。
  8. ^ a b c 基礎機械材料学 2008, p. 92.
  9. ^ a b c 材料強靭学 2000, p. 48.
  10. ^ ガラス特性の測定方法 破壊靭性”. ニューガラスフォーラム. 2014年10月11日閲覧。
  11. ^ Toughness”. NDT Education Resource Center. The Collaboration for NDT Education, Iowa State University. 2014年10月7日閲覧。
  12. ^ 材料強靭学 2000, p. 12.
  13. ^ a b 材料強靭学 2000, p. 11.
  14. ^ a b 材料強靭学 2000, p. 5.
  15. ^ 機械材料学 2014, p. 245.
  16. ^ 機械材料学 2014, p. 247.
  17. ^ 材料強靭学 2000, p. 2.


「靱性」の続きの解説一覧

靱性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/24 07:14 UTC 版)

ダイヤモンドの物質特性」の記事における「靱性」の解説

引っ掻き対す硬さとは異なりダイヤモンド破壊靱性はあまり良くない。靱性とは落下衝撃による破損耐える性質である。ダイヤモンドは完全な劈開有するため、損傷しやすい。実際ダイヤモンド通常のハンマーで打つと、粉々に砕かれる天然ダイヤモンドの靱性は2.0MPa・m1/2で、その他鉱物の靱性よりも大きい値であるが、多く工業的な材料比較する幾分小さい。ダイヤモンドそれ以外鉱物にもいえることだが、鉱物巨視的な幾何学構造破損対す耐性強さ決定づけている。ダイヤモンド劈開面を有しそれゆえ他の鉱物よりも幾つも方向割れやすい。 多結晶ダイヤモンドバラスカーボナード例外で、単結晶ダイヤモンドよりも遥かに靱性が大きく、これらはドリルの刃などの産業的に利用されている。宝石カットされダイヤモンド損傷しやすく、保険会社保険を掛けられないであろう。しかしブリリアントカットは他と異なり宝石損壊粉砕可能性低減させるために考案されカット技術でもある。 ダイヤモンド内には無関係な固体物質紛れ込んでいることもある。主にカンラン石ガーネットルビーなど様々な鉱物内包物ダイヤモンド構造的完全性損なう。透明性向上させるために、超音波洗浄宝石ブローランプに耐えられないガラス破損部分埋めたダイヤモンドは非常に脆い。このようなダイヤモンド不適切扱えば粉砕する可能性がある。

※この「靱性」の解説は、「ダイヤモンドの物質特性」の解説の一部です。
「靱性」を含む「ダイヤモンドの物質特性」の記事については、「ダイヤモンドの物質特性」の概要を参照ください。

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