ST-Q
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 17:04 UTC 版)
2021年より新設された『STOが参加を認めたメーカー開発車両、または各クラスに該当しない車両』により争われるクラス。初年度は2020年シーズンにST1クラスで走行していたトヨタ・GRスープラが参戦した。GRスープラ自体は上記のST-Zクラスに参戦するGT4車両とベースは同一だが、ST-Zの場合シーズン中の(ホモロゲーションに縛られない)マシン開発が困難であるため、STOの協力の下先行開発車として参戦を継続するため本クラスが設けられた。同年の第3戦(富士24時間)からは、トヨタ・カローラスポーツに世界で初めて水素燃料エンジンを搭載した開発研究車両がレースに参戦したとして、一般人の耳目をも集めた。同年11月には、ユーグレナ製のバイオディーゼル燃料を使用したマツダ・MAZDA2も参戦を開始しており、さらに2022年シーズンはスバルが新型BRZカーボンニュートラル燃料を使用する「BRZ CNFコンセプト」で参戦。同じくトヨタも兄弟車であるGR86のカーボンニュートラル燃料車「GR86 CNFコンセプト」で参戦する。またエンドレスのAMG GT4がST-ZではなくST-Qに入っているが、これはブレーキや足回りが同メーカーのテスト品が使われていて、純粋なGT4規格を満たさないため、「メーカー開発車両」の扱いで編入された物。当初はST-1という案もあったものの、ST-Zの改造車はST-1の理念とは一致しないという事で、ST-Qへと編入された。
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