電磁波
【英】electromagnetic wave, radio wave
電磁波とは、電場と磁場が相互に組み合わさりながら、空間を伝達するエネルギーの波のことである。
電場とは、電気エネルギーが及ぶ範囲のことであり、磁場とは磁気エネルギーの及ぶ範囲のことである。その両者が互いに絡み合って電磁波が形成される。電気が流れたり、電波が通っている空間では必ず電磁波が発生している。電磁波が真空中を伝達する速度は光速と同じ、約30万キロメートル毎秒である。
電磁波は、1秒間に生じる電磁波の波の数である「周波数」で表され、周波数が高いほどエネルギーが高いとされている。周波数の高い順に、放射線(X線、ガンマ線)、紫外線、可視光線、赤外線、電波などの種類がある。
電磁波には、X線やガンマ線などの一般に放射線と呼ばれる「電離放射線」と、可視光とそれより周波数の低い「非電離放射線」の2種類に大別できる。電離放射線は、細胞などに直接的な影響を与えるため、国際的な安全基準が設けられている。非電離放射線は細胞などに直接的影響を与えないものの、人体への影響が懸念されており、電磁波による影響を抑えるための研究が行われている。
電波
(radio wave から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/07 03:28 UTC 版)
- ^ “電波法”. elaws.e-gov.go.jp. e-Gov法令検索. 総務省. 2021年6月21日閲覧。 “(定義) 第二条 この法律及びこの法律に基づく命令の規定の解釈に関しては、次の定義に従うものとする。 一 「電波」とは、三百万メガヘルツ以下の周波数の電磁波をいう。”
- ^ “国際電気通信連合憲章(平成七年一月十八日条約第二号)”. 総務省. p. 69. 2021年6月21日閲覧。 “注1 電波とは、人工的導体のない空間を伝搬する当面三、〇〇〇ギガヘルツよ り低い周波数の電磁波をいう。”
- ^ a b c d e f 野島俊雄・大西輝夫、電波産業会電磁環境委員会(編)『電波と生体安全性:基礎理論から実験評価・防護指針まで』 <設計技術シリーズ> 科学情報出版 2019年 ISBN 978-4-904774-79-3 pp.120-131.
- ^ 令和3年9月27日総務省告示第336号(令和3年12月20日施行)電波法施行規則第五十一条の九の九の規定に基づく総務大臣が指定する周波数(総務省電波利用ホームページ - 総務省電波関係法令集)
- ^ 電波利用料の料額算定の考え方(総務省電波利用ホームページ - 電波利用料制度 - 電波利用料の額)(2007年8月8日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 平成17年法律第107号による電波法改正の平成18年4月1日施行
- ^ 令和元年法律第6号による電波法改正の令和元年10月1日施行
「radio wave」の例文・使い方・用例・文例
- <wend, waver<wave.
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