アコーディオン【accordion】
アコーディオン[accordion]
アコーディオン
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/20 21:39 UTC 版)
アコーディオン(英: accordion)は、蛇腹のふいごと鍵盤の操作によって演奏する可搬式のフリーリードによる気鳴楽器である。コンサーティーナやバンドネオンは近縁の楽器であり、広義にはアコーディオンに含められることがある。これらはあわせて蛇腹楽器と総称される。日本語では手風琴(てふうきん)と称される。アコーデオンとも表記。
注釈
- ^ これが世界各地の民族音楽、例えば速弾きの曲も多いアイルランド音楽でピアノ式よりボタン式アコーディオンが好まれる一因になっている。キアラン・カーソン(Ciaran Carson)著、守安功訳『アイルランド音楽への招待』pp.70-71を参照。
- ^ https://accordionlife.com/push-those-buttons/ (2018/10/27閲覧) に載せる図では第6列を「7th/Diminished Chord」(セブンス・コード、もしくはディミニッシュ・コード)とするが、こちらの配置図ではセブンス・コード版のみを掲げる
- ^ シリル・デミアンが1829年に提出したアコーディオンの特許登録書類の第2項に「音楽の知識のない者も、多少練習すれば三、四ないし五音から成るすばらしい音色の和音が弾ける」云々とあり、第6項に「この楽器は旅人や、郊外へ遊びに行く個人の男女、もしくはそれらのグループの間で歓迎されるであろう。なぜならば、他人の助けを借りずして、手軽に演奏ができるからである。」とある(渡辺芳也『アコーディオンの本』p.75 ISBN 4-393-93422-9)。
- ^ 村田新八が弾いていた「風琴」については、アコーディオン説とコンサーティーナ説がある。伊東潤の歴史小説『武士の碑』や、NHK大河ドラマ『西郷どん』(2018)ではコンサーティーナ説を採用している。
- ^ プロ奏者が全員120ベースを使うわけではなく、体格が大きい白人でも、サンディ・ブレチン (Sandy Brechin) やケンブリッジ・バスカーズ(クラシック・バスカーズ)のように、ベースボタンが少ない小型の機種を弾くプロも少なくない。一般に、リード等他の性能が同じなら、蛇腹の空気量が少ない小型のアコーディオンのほうがレスポンスが良くなる。
- ^ ただしロシア語「ガルモーニカ」は、ハーモニカのみならず、アコーディオンや鍵盤ハーモニカなども含むフリーリード楽器を広く指す。そのため、ロシアでは、ハーモニカだけを指すときは、わざわざ“Губная гармоника”(グゥブナーヤ・ガルモーニカ)、すなわち「くちびるのハーモニカ」と言う。
- ^ 「でも、バンドネオン奏者に「アコーディオン奏者の○○さん」と声をかける事はタブーです。/ バンドネオンとアコーディオンは、親戚のような関係にあるものの/ 全く異なる楽器です。」(早川純「バンドネオンはアコーディオンではぬぁい!!」2017-2-24閲覧)
出典
- ^ 渡辺芳也『アコーディオンの本』p.88
- ^ 渡辺芳也『アコーディオンの本』p.126
- ^ 渡辺芳也『アコーディオンの本』p.84 ISBN 4-393-93422-9
- ^ 渡辺芳也『アコーディオンの本』p.75 ISBN 4-393-93422-9
- ^ 金子元孝『アコーディオン愉し(増補改訂版)』「見失うな アコーディオンのルーツ」p.65
- ^ 美保神社公式サイトの「ご祭神・ご由緒」2018-9-27閲覧
- ^ 金子元孝『アコーディオン愉し(増補改訂版)』p.17
- ^ 渡辺芳也『アコーディオンの本』p.113およびp.116
- ^ 金子元孝「回想録アコーディオンの青春 はじめてのボタン・アコ輸入」、月刊『アコーディオン・ジャーナル』1992年3月号、p.8
- ^ メロディオン・ノオトブック Melodeon Notebook(2018-9-30閲覧)およびWikiPedia英語版の“Diatonic button accordion”の項(2018-9-30閲覧)を参照。
- ^ a b 【鍵盤堂】アコーディオン奏者ラース・ホルム スペシャルインタビュー(2018-10-16閲覧)
- ^ 2015年10月22日、指原カイワイズ(フジテレビ)にて桑山談。
- ^ アコーディオン! ~Roland「Vアコーディオン」についても(2018-10-16閲覧)
- ^ 【鍵盤堂】 神出高志さん スペシャル・インタビュー(2018-10-16閲覧)
- ^ アコーディオン! ~Roland「Vアコーディオン」についても 2018-10-16閲覧
- ^ 外部リンク
- ^ ダイアトニックアコーディオン同好会・ガルモーニ編・ボタン配列2019-7-20閲覧
- ^ interview vol.6 堀内なつみ[ガルモーシカ] Natsumi Horiuchi[Garmoshka][Гармошка]2019年7月4日掲載。2019年8月26日閲覧。
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