ミリン Solieria pacifica (Yamada) Yoshida
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からだは若い藻体では円柱状で老成した藻体ではやや扁平な円柱状となる。盤状付着器から単独もしくは数本まで直立し,分枝は互生的で枝の先端は尖り,枝の基部は強くくびれる。皮層は外側の小型細胞と内側の大形細胞からなり髄部は粘液に満たされており粘液中にゆるく配列した糸状細胞が観察される。手触りは肉質で弾力がある。生体は明るい紅色~薄いオレンジ色。押し葉標本は台紙に良くつく。
似たものとしてタオヤギソウがあるが,タオヤギソウは細く小さめの個体で,分枝が多め。また,本州北部や北海道まで分布している。
高さ:25~40cm
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