Simulaにおけるクラスとは? わかりやすく解説

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Simulaにおけるクラス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 15:19 UTC 版)

クラス (コンピュータ)」の記事における「Simulaにおけるクラス」の解説

ダイクストラ構造化プログラミングは、プログラム大規模開発への道を開いたが、あくまで単一スレッドsingle thread計算機前提としたトップダウン型開発方法であった。すなわち、プログラムすべての機能単線計算プロセス上で実行する必要があり、たとえ甲と乙という汎用的単機能を提供する検証済みプログラムそれぞれ独立存在していても、両機能実現するプログラム作成するためには、ソースコードから該当機能部分抜き出し単線上に乗るように連接concatenation)した上で一つプログラムとして正しく動作するように修正し、さらに再度検証しなければならない一方で複数スレッドmulti thread計算機においては、主プログラムから、甲と乙のプログラムなどの従プログラムそれぞれ並列実行させた上で処理内容を従プログラムに(OS機能など仲介して伝言受け渡しmessage passing)して代わりに処理させることで、検証済みプログラムソースコード手を加えることなく低コスト開発することができる(コルーチン用いたプログラミング)。 オーレ=ヨハン・ダールアントニー・ホーアは、このような考え方有効性主張し上記のような一連の操作一つ言語の中で完結させるための機構提案した。それがクラス構文である。 ダールホーアは、まず主プログラムから従プログラム並列呼び出しする際、読み込みするにあたって新たにnew割り当てられメモリ領域限定して走る計算プロセス実例instanceインスタンス)と名付け、さらにその実例の集まりclass of instances)をそれが記述されソースコード同一視したその上で呼び出されたときだけではなく存在し続ける従プログラム実例のもとになる手続きクラスclass)、その実例を(「クラス実例ではなく改めクラス対象object)と名付けた。さらに、その考え基づいてSimula 67クラス構文実装した。

※この「Simulaにおけるクラス」の解説は、「クラス (コンピュータ)」の解説の一部です。
「Simulaにおけるクラス」を含む「クラス (コンピュータ)」の記事については、「クラス (コンピュータ)」の概要を参照ください。

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