pay to win
pay to winとは、基本無料で課金システムもある(フリーミアム型の)ゲームにおいて、課金システムを利用したユーザーが圧倒的に有利になるようなゲームバランスのゲームのことである。
pay to winのゲームも全く課金せず遊ぶことはできるが、課金によりレア度の高いキャラクターや装備を揃えたプレイヤーには太刀打ちできない(勝てない)構図に陥りやすい。こうしたゲームバランスはユーザーの課金を促すことはできるが、無課金ユーザーの不満を募らせやすい。
pay to winに対して、無課金ユーザーでも課金ユーザーとある程度まで渡り合える(勝利できる場合が少なからずある)ようなゲームバランスのゲームはfree to winと呼ばれる。
ゲーム: | ニンテンドーDS Lite ニンテンドーDSi ニンテンドーDSi LL pay to win 新型Xbox すれちがい通信 据え置き型 |
Pay-to-Win
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 06:14 UTC 版)
「Free-to-play」の記事における「Pay-to-Win」の解説
ゲームによっては、特別アイテムまたはダウンロードコンテンツ、クールダウンタイマーのスキップに対して金を支払うプレイヤーは、そのようなアイテムを入手できない無料プレイヤーより優位性を得ることができる。一般的には、FIFAのようなゲームで示されているように、他の方法では得られない無料プレイヤーに対してのゲームプレイ上の優位性をプレイヤーが得られる場合、そのようなゲームは批評家などから「Pay to win(ペイ・トゥ・ウィン)」(支払って勝つ、P2W)と呼ばれている。市場調査によると、中国では欧米諸国に比べてP2Wの仕組みはプレイヤーに受け入れられていると考えられており、中国のプレイヤーはゲームカフェ料金などゲームに関連する経常的なコストに慣れ親しんでいるためかと考えられている。 P2Wを避ける一般的な提案は支払いはゲームプレイに影響を与えずにゲーム体験を広げることのみに用いられるべきというものである 。例えば『Dota 2』、『League of Legends』(LoL)及び『メイプルストーリー』などのゲームは化粧(スキン)アイテムの購入だけできるようになっており、「無料プレイヤー」がゲームに金を費やしたプレイヤーとゲームプレイで差がつかないことを意味する。無料版と比較して制限を感じさせずにゲーム性を高める追加コンテンツに金を使うことをプレイヤーに奨励するゲームのバランスを見つけることを提案している。この理論はアイテムに金を払わないプレイヤーが口コミマーケティングによって製品の認知度を高め、それが最終的には間接的にゲームに利益をもたらすというものである。 珍しい例として、『World of Tanks』(WoT)ではサービス開始当初は金を払ったプレイヤーが金を使わないプレイヤーよりも有利になるP2Wを採用していたが、欧州のユーザーのニーズに合わせて有利になる砲弾と消耗品をリアルマネーを使わなくても購入できるように変更され、前述のDota 2やLoLのように課金の有無がゲームプレイに影響しない「Free to Win」を標榜していた。この時点でも課金キャラクターや課金武器に相当する課金車両といった要素や、100%のクルーの訓練レベル、プレミアムアカウント、経験値を無料経験値に変換するなどの勝率とゲームプレイに影響を与える機能は依然として金を支払うユーザーのみが利用可能であったが、公式のeスポーツ世界大会を開催するなどある程度公平的なゲームプレイを推進していた。しかし、2017年に公式のeスポーツ大会が崩壊して開発者が入れ替わって以降は公平性の宣伝はされておらず、強力な課金車両を次々実装するP2Wに戻っていった。
※この「Pay-to-Win」の解説は、「Free-to-play」の解説の一部です。
「Pay-to-Win」を含む「Free-to-play」の記事については、「Free-to-play」の概要を参照ください。
- Pay_to_winのページへのリンク