パピルス【(ラテン)papyrus】
パピルス 【papyrus】
かみがやつり (紙蚊帳吊)
●アフリカ北部からパレスチナ、シチリア島にかけてが原産です。川や池沼に生育し、高さは2~3メートルほどになります。古代エジプトから8~9世紀ごろまで、とくに紙を作るために栽培されてきました。この茎の白い髄を裂いて編んだものがパピルス紙です。そのほかに茎を束ねて筏を作ったり、筵や縄に加工されたりしました。また根茎は食用になるともいいます。
●カヤツリグサ科カヤツリグサ属の常緑多年草で、学名は Cyperuspapyrus。英名は Papyrus, Egyptian papyrus。
パピルス
(Papyrus から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/01 16:44 UTC 版)
パピルス(希: πάπυρος、ラテン語: papyrus)は、カヤツリグサ科の植物の1種、カミガヤツリ(パピルス草)の地上茎の内部組織(髄)から作られる、古代エジプトで使用された文字の筆記媒体のこと。パピルス紙とも呼ばれる。「紙」を意味する英語の「paper」やフランス語の「papier」などは、パピルスに由来する[1]。ただし、パピルスは一度分散した繊維を絡み合わせ膠着させて薄く平らに成形したものではないため、狭義の紙ではない[2]。
- 1 パピルスとは
- 2 パピルスの概要
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