ハバノリ Petalonia binghamiae (J.Agardh) Vinogradova
|
からだは柔らかい笹の葉状。小さな盤状の付着器から数枚の笹の葉状の葉を出す。波の荒いところでは葉の幅は狭くなる傾向がある。冬~春にかけて繁茂する。生体は茶褐色~緑褐色。押し葉標本は台紙によく付く。
近縁種にセイヨウハバノリがある。顕微鏡で内部構造を観察すると,ハバノリの髄層には糸状細胞が多数みられるが,セイヨウハバノリの髄層には大型細胞が2層~3層並ぶ。銚子には,両者の中間のような,髄層に大型細胞と糸状細胞が同時に見られる藻体が確認されており,今後,検討する必要がある。
高さ:5~20cm 幅:1.5~4cm
- PETALONIA BINGHAMIAEのページへのリンク