OpenFormulaへの要求とは? わかりやすく解説

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OpenFormulaへの要求

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/07 09:41 UTC 版)

OpenFormula」の記事における「OpenFormulaへの要求」の解説

OpenDocument 1.0制定され当時背景には、どのオフィススイートユーザーであっても互換性の問題なく文書ファイル相互にやり取りすることへの要求があったが、表計算ソフトにおける数式記述に関して同様の要求がある。SUM関数のようなごく一般的な数式除いては、各アプリケーションにより規定されている数式異なっており、あるアプリケーション作成されスプレッドシート別のアプリケーション読み込むことは(出来なくないにせよ)、特殊な対応を行うことではじめて可能であったそうした障害避けるために構想されたのがOpenFormulaである。 OpenDocumentでは数式を扱う際に、MathML利用しており、また、スプレッドシート上のデータフォーマットテーブル等、表計算ソフト上で一般的に利用される情報やり取りすることも可能である。OpenDocumentでは関数のようなスプレッドシート計算された)数式は、table:formulaという形式用いて表示される例えODSファイル含まれるcontent.xmlは、SUM関数用いて計算した場合office:body以下では次のうになる 1 2 3 4 10 しかし、この table:formula構文意味論十分に定義されていないとする声もある。OpenDocument 1.0においてスプレッドシート数式は、例え値域SUM関数指定する方法表示するような、ごく単純な例セットによってしか定義されておらず、それらの例について構文意味論含めた上でより詳細正確な仕様求められていると批判された。 当時OpenDocument委員会数式相互運用性については気にかけておらず、「コメントは、スプレッドシートの、準拠的な実装サポートするべき数式の文法に関してなされるものであり、確かに相互運用性ユーザー利益となると思うが、これは目下仕様の狙うところではないと信じる〔ママ〕。なぜなら、相互運用性は現在その仕様記述するところのXMLフォーマットとは特に関係がないからである。技術委員会 (Technical Committee) は仕様定義されている以上の相互運用性規格文書化に関して解決法探ってゆくであろう。」とコメントした一方では、仕様それほど明確でないが(特に数式数十年の伝統沿う傾向があるので)、またほとんどのスプレッドシートでは結局のところ普遍的に使われている数式ごくわずかしかない例えSUM関数)ため、仕様意図十分に明確であるとされることもある。ただ実際には、多くのディベロパーはOpenOffice.orgを「基準となる実装」と見ている。なぜならOpenOffice.orgソースコード公開されていて、またXMLアウトプットバイナリデータ異なり容易に調べることが出来るためである。オープン・スタンダード沿ったやり方機能実装を行うことは、アプリケーション渡って数式やり取りする際に生じ多く問題解消するいえよう

※この「OpenFormulaへの要求」の解説は、「OpenFormula」の解説の一部です。
「OpenFormulaへの要求」を含む「OpenFormula」の記事については、「OpenFormula」の概要を参照ください。

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