Mi-28N
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「Mi-28 (航空機)」の記事における「Mi-28N」の解説
こうしてMi-28の開発は一旦は中止されることとなったが、Ka-50の生産、配備が財政難により進まないこともあり、開発計画は続行されることとなり、1995年には欠点とされた全天候/夜間戦闘能力を強化したMi-28Nが登場し、試作機(No.014)は1996年11月14日に初飛行した。"N"とはロシア語で「夜」を意味する「ночь」を英語のアルファベットに変換した「Nochi」の頭文字から取ったもので、この機体の大きな特徴はメインローターの上部に装備されたレーダーであり、これによって全天候/夜間戦闘能力を確保している。このレーダーはボール型のカバーに包まれており、AH-64D アパッチ・ロングボウのレーダー装備方式に酷似している。また、機首下には各種の照準装置や撮影機材が装備されている。そのほか、新しい制御システムや武器システム、コックピットを導入、脅威を自動選択する「人工知能」も搭載されている。開発は資金難から難航したが、2004年には改良型メインローターを装備した第二の試作機が発表された。Mi-28Nは2006年にはロシア軍より10機の発注がなされ、2015年までには合計で300機が発注される予定であったが、実際にはKa-52、Mi-35Mと並行して攻撃ヘリの導入が行われたため発注数は減少した。輸出用の派生型機としてMi-28NEと夜間戦闘装備を廃したMi-28Dがある。2008年からは、レーダー反射断面積の低下、航続距離延長、高度な兵器制御システム、空対空兵装の運用能力、最高速度の増加(600 km/h)などの改良をしたMi-28NMが開発中で、2017年に開発を終える予定である。
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「ノチュノーイ・オホートニク」の愛称で呼ばれる。全天候型、夜間戦闘対応型。ミリ波レーダー、赤外線カメラ、レーザー照準装置などを搭載している。
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