Marshal.GetHRForException メソッド

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

Marshal.GetHRForException メソッド

指定した例外を HRESULT に変換します。

名前空間: System.Runtime.InteropServices
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Shared Function GetHRForException
 ( _
    e As Exception _
) As Integer

Visual Basic (使用法)

Dim e As Exception
Dim returnValue As Integer

returnValue = Marshal.GetHRForException(e)

C#

public static int GetHRForException
 (
    Exception e
)

C++

public:
static int GetHRForException (
    Exception^ e
)

J#

public static int GetHRForException
 (
    Exception e
)

JScript

public static function GetHRForException
 (
    e : Exception
) : int

パラメータ

e

HRESULT に変換する Exception。

戻り値
提供された例外に割り当てられる HRESULT。

解説

GetHRForException は、GetErrorInfo COM API メソッドを呼び出して取得できる、例外の IErrorInfo インターフェイスも設定できます。System.Runtime.InteropServices.PreserveSigAttribute を適用した COM インターフェイスのマネージ クラス実装でこのメソッドを使用すると、HRESULT 値を返します。属性付きメソッドですべての例外をキャッチし、GetHRForException を使用して対応する HRESULT 値を返します。メソッドの外部に例外を送出すると、予期しない動作につながります。事実、共通言語ランタイムは、V テーブルを通じてこのようなメソッドを呼び出す COM クライアントに例外を渡すことができません。IErrorInfo インターフェイスと GetErrorInfo COM メソッドの詳細については、MSDN ライブラリを参照してください。

GetHRForException メソッドでは、現在のスレッドの IErrorInfo が設定されます。これにより、ThrowExceptionForHR など、設定されている場合は既定で現在のスレッドの IErrorInfo を使用するメソッドで、予期しない結果が発生する可能性があります。

.NET Framework のセキュリティ

• SecurityPermission  (アンマネージ コードを呼び出すために必要なアクセス許可)。 UnmanagedCode (関連する列挙体)。LinkDemand (セキュリティ アクション)。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0
.NET Compact Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
Marshal クラス
Marshal メンバ
System.Runtime.InteropServices 名前空間
PreserveSigAttribute