Information.Err メソッドとは何？わかりやすく解説 Weblio辞書

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Information.Err メソッド

ランタイムエラーに関する情報が格納されています。

名前空間: Microsoft.VisualBasic
アセンブリ: Microsoft.VisualBasic (microsoft.visualbasic.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Shared Function Err
 As ErrObject

Visual Basic (使用法)

Dim returnValue As ErrObject

returnValue = Information.Err

public static ErrObject Err ()

C++

public:
static ErrObject^ Err ()

public static ErrObject Err ()

JScript

public static function Err
 () : ErrObject

戻り値
ランタイムエラーに関する情報が格納されています。

解説

詳細については、Visual Basic のトピック「Err オブジェクト (Visual Basic)」を参照してください。

Err オブジェクトのプロパティは、エラーの発生元 (Visual Basic、オブジェクト、またはプログラマ) によって設定されます。

ランタイムエラーが発生すると、エラーを個別に識別する情報が Err オブジェクトのプロパティに入力されます。この情報を利用して、エラーを処理できます。コードでランタイムエラーを生成するには、Raise メソッドを使用します。

エラー処理ルーチンの内部では、Exit Sub ステートメント、Exit Function ステートメント、Exit Property ステートメント、または Resume Next ステートメントの後で、Err オブジェクトのプロパティが 0 または長さ 0 の文字列 ("") にリセットされます。エラー処理ルーチンの外部では、Resume ステートメントをどのような形式で使用しても、Err オブジェクトのプロパティはリセットされません。Clear メソッドを使用すると、明示的に Err をリセットできます。

システムエラーおよびクラスモジュールに関するランタイムエラーを生成するには、Error ステートメントではなく Raise メソッドを使用します。その他のコードで Raise メソッドを使用するかどうかについては、必要となる情報の量に応じて決定します。

Err オブジェクトは、グローバルスコープを持つ組み込みオブジェクトです。そのため、このオブジェクトのインスタンスをコード内に作成する必要はありません。

使用例

Err オブジェクトのプロパティを使用してエラーメッセージダイアログボックスを作成する例を次に示します。Raise メソッドを使用して Visual Basic エラーを生成する場合、最初に Clear メソッドを使用すると、Err オブジェクトのプロパティは Visual Basic の既定値に設定されます。

Visual Basic

Dim Msg As String
' If an error occurs, construct an error message.
On Error Resume Next
   ' Defer error handling.
Err.Clear()
Err.Raise(6)   ' Generate an "Overflow" error.
' Check for error, then show message.
If Err.Number <> 0 Then
  Msg = "Error # " & Str(Err.Number) & "
 was generated by " _
      & Err.Source & ControlChars.CrLf & Err.Description
  MsgBox(Msg, MsgBoxStyle.Information, "Error")
End If