Feldwebel
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/30 22:58 UTC 版)
「下士官 (ドイツ軍)」の記事における「Feldwebel」の解説
ドイツ陸軍及び空軍で下士官の上位クラスに用いられてきた。「Feldwebel」は、Feld+Webelで構成された造語で、英語ではField+Usherである。直訳すると陸軍監督となる。野戦における戦列 (line) の伝達役であり、管理者であった。古くプロシャ時代から使われていたもので、複数ある下士官の階級の上位職の名称に用いられてきた。Feldwebelを下士官の用語に用いている国は、ドイツ連邦の他に、スイス連邦、ブルガリア、ロシア、スウェーデン王国、フィンランド王国などがある。 帝政時代、将校は原則として少数の貴族で構成されており、戦時に急増する予備軍については、予備役将校のほかに、指揮官代理を上級の下士官に勤務させて不足を補っていた。WW1 (第一次世界大戦) 以前、WW2以前、NATO体制の3段階で、下士官の階級制度、役割は大きく変更されている。そのため、時代によって同じ「Feldwebel」であっても、小隊長を勤務する実質の准士官から、Staff sergeant(NATOのOR6の上級軍曹)まで、取り扱いと地位が大きく変遷している。
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