カーナバック
カーナバックとは、2010年代前半に世界的に活動を繰り広げたサイバー強盗の組織の呼び名である。
セキュリティベンダー大手のカスペルスキーが2015年2月に発表した資料によれば、カーナバックは2013年頃から2015年現在にかけて、世界の主要な金融機関や電子決済システムを標的としたサイバー強盗を繰り返している。主な手口は金融機関を対象とした標的型攻撃であり、スピアフィッシングにより金融機関のコンピュータにマルウェアを仕込み、情報を窃取し、不正操作する、というものであるという。
カスペルスキーは、カーナバックが2013年から2年間で攻撃を実施した金融機関は世界30ヵ国およそ100機関に上るという。1度の攻撃で最大1000万ドルが盗み出されたこともあり、これは銀行がハッキングされ被害を受けた事例としては過去最悪の被害額であるという。
参照リンク
サイバー犯罪集団「Carbanak」、世界100の金融機関から10億ドルを盗む - (カスペルスキー ウイルスニュース 2015年2月18日)
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