魚類のキロドネラ症原虫とは? わかりやすく解説

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魚類のキロドネラ症原虫 [Chilodonella piscicola (cyprini),C.hexasticha]

 キロドネラ症は養殖コイマス類ナマズ類、バス類などの(えら)、(ひれ)または皮膚の原虫病として古くから世界的に知られている。日本ではしばしば蓄養されたニシキゴイキンギョ発生する。キロドネラは繊毛虫類属し標記前者原虫サケ科魚類コイ科魚類などの淡水魚に、また、後者原虫ディスカスなどの熱帯魚寄生体とされている。しかし、これらの原虫皮膚炎症をおこすという直接原因説と、別の原因病変がおき、その崩壊した組織やそこで増殖した細菌栄養源にする寄生体増殖するという間接原因説もある。
前者原虫片側扁平で、対面脹らみ腹面両側繊毛がある。円形ないし楕円形の細胞大きさ60μm程度で、大核小核をもっている。二分裂で増殖するが、シストをつくることは確かではない。対策として白点病と同じメチレン・ブルーマラカイト・グリーンまたはホルマリンによる薬浴法がとられている。




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