魚類の白点病原虫とは? わかりやすく解説

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魚類の白点病原虫 [Ichthyophthirius multifiliis,I.marinus (Cryptocaryon irritans)]

 淡水魚白点病19世紀後半から知られているが、海水魚白点病1950年代報告された。魚類(えら)や皮膚寄生し原虫白点状であることからこの病名になったが、感染する原虫によって違い標記前者原虫キンギョニジマスなど淡水魚白点病原因となり、後者原虫クロダイヒラメなど海水魚白点病原因となる。以前水族館などの鑑賞魚発生するだけであったが、最近は養殖にも頻発し、しばしば大量に斃死(へいし)することがある。この原虫真皮に近い表皮寄生してその組織炎症をおこし、症状が進むと表皮剥がれるまた、多数寄生し場合呼吸困難になる
これらの原虫繊毛虫類の少膜類(膜口類)に属し多種類の皮膚感染・寄生する後者成虫数日間寄生してから水中シストをつくる。シストの中では多数仔虫つくられ成長して水中へでて再び寄生する繁殖する適温は25-30である。前者原虫同じよう生活史寄生するが、繁殖する適温14-18と低い。但し、両種の仔虫1-2日以内宿主入らない死滅する食用にしない場合治療メチレン・ブルーマラカイト・グリーンまたはホルマリン薬浴が有効であるが、養殖有効な治療法はない。しかし、原因原虫の生活史逆にとって、原虫水中生活している期間に養殖池換え、池換え清掃充分に行うこと、海水希釈し、飼育水温25以上に保つことなどで防除効果挙げることができる。




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