906パゾ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 06:16 UTC 版)
2代目となるパゾで、1989年から1990年まで販売された。 この代のパゾでの変更点は、主にエンジンにある。クランクケースは750F1系から851系へ変更され、排気量は今までの748ccから904ccへ大幅に拡大された。冷却方式も、851の技術を用いて空冷から水冷へと変更された。ただし動弁系は851系とは違って、従来と同様の2バルブのままである。また、ギアボックスも従来の5速から、851系の6速となった。これらの変更によって、車両重量(乾燥)が185kgから205kgへと15kg増加したが、最大出力も73.4psから88.3psへと大幅に向上したことで補われている。 エンジンが水冷化したことで冷却器がラジエターとなり、先代ではオイルクーラーが取り付けられていたのとほぼ同じ位置に、ラジエターが取り付けられている。また、先代のオイルクーラーでは小型のもの2個を左右に振り分けていたのが、ラジエターは大型のもの1個が中央に配置された為に、左右のサイドカウルの張り出しが若干小さくなっている。その他、ホイールやブレーキには大きな変更はなく、リアサスペンションがマルゾッキ製に統一された程度である。
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