5月15日の誕生花

実用日本語表現辞典

5月15日の誕生花

5月15日の誕生花には、野生などの花言葉を持つドクダミや、感謝などの花言葉を持つピンクのカーネーションなどが挙げられる。

5月15日生まれの誕生花一覧

5月15日生まれの誕生花は、「ドクダミ」「ピンクのカーネーション」「カンパニュラ」である。5月15日生まれの誕生花の意味、解説、花言葉5月15日生まれの誕生花はドクダミ・ピンクのカーネーション・カンパニュラの3つである。それではそれぞれの花言葉や花言葉の由来などについて紹介していく。

＃ドクダミ
ドクダミは初夏頃に白い花を咲かせる植物だ。ドクダミの花言葉は「野生」「自己犠牲」「白い追憶」である。ドクダミは日陰を好み、建物や道路の日陰に生息している植物である。繁殖力が強く、環境が悪い中でも育つことができる植物なので、その生命力の強さから「野生」という花言葉が付けられた。また、ドクダミは薬草としても古くから人々の生活に根付いている植物であり、「十草」と呼ばれることもある。このように自分を犠牲にして毒や病気を治すという意味合いで「自己犠牲」という花言葉がある。そして「白い追憶」に関しては、ドクダミ特有の香りが関係している。ドクダミは好みが分かれる香りをしており、忘れられない香りが公園で遊んだなど昔を思い出させると考える人も多い。このエピソードとドクダミの白い花から「白い追憶」という花言葉が付けられた。


＃ピンクのカーネーション
カーネーションそのものの花言葉として、「若い娘」「純粋な愛情」「清らかな慕情」「あなたを熱愛する」「哀れな心」「母への愛」、数ある色の中でもピンクのカーネーション独自の花言葉として「女性の愛」「熱愛」「美しい仕草」「感謝」「上品・気品」「暖かい心」がある。カーネーションと言えば母の日に贈る花というイメージを持つ人も多いだろう。これはアメリカで1907年にアンナ・ジャービスが母親が亡くなった際に、白いカーネーションを贈ったことから「母への愛」という花言葉が付けられた。そして日本でもこの花言葉が広まり、母の日のプレゼントの定番となった。

中でもピンクは女性らしさを印象づける色であることから母の日など女性へのプレゼントに選ばれることも多い。そんなピンクのカーネーションに関する逸話には、イエス・キリストが処刑される際、聖母マリアは涙を流し、その涙が落ちた場所からピンクのカーネーションが生えてきたという逸話が存在する。このエピソードから、カーネーションの中でもピンクのカーネーションは母性の象徴とされ、女性の愛など母性に関する花言葉が付けられている。ちなみに赤や白のカーネーションも母性に関連する花言葉が存在するので、母の日のプレゼントにはピンクだけでなく赤や白もセットにしてプレゼントするのも良いだろう。それ以外には熱愛など、母親に関係なく相手への愛情を示す花言葉が多い。そのため、ピンクのカーネーションは母の日のプレゼントに限らず、大切な人へのプレゼントとして適した花と言えるだろう。


＃カンパニュラ
カンパニュラの花言葉は「節操」「感謝」「誠実」である。カンパニュラは花の形が鐘の形に似ているのが特徴的な花である。そこでラテン語で小さな鐘を意味する「campana」からカンパニュラと名付けられた。そして、花の形を教会の鐘になぞらえ、教会の教えから「節操」「感謝」などといった花言葉が付けられたとされている。また、カンパニュラの悪い花言葉には「後悔」がある。ギリシャ神話では、紙に反乱を起こした兵士が果樹園に侵入するが、果樹園の万人カンパニュールは助けを求めたものの間に合わずに殺されてしまう。そこでカンパニュールの死を悲しんだ神フローラがカンパニュールをカンパニュラの花に変えたという逸話が存在する。後悔に関しては、助けを呼んだが間に合わなかったことにちなんだものと言えるだろう。

（2022年6月1日更新）