4代目社長就任『星野温泉時代』
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「星野佳路」の記事における「4代目社長就任『星野温泉時代』」の解説
1991年(平成3年)株式会社星野リゾート4代目社長に就任する。 帰国後、同族経営特有のしがらみの強さから社員が次々に辞めてしまう。経営を任された最初の課題は、良い人材が集まって長く働いてくれる会社にすること。そのためにも、しがらみを払拭し、社員同士が年齢や立場に関係なく自由に意見を言えるフラットな組織をつくろうと思った。この発想は、アイスホッケー部時代の経験が原点となっている。試合中は戦略や作戦通りにいかないことが多く、選手は自分の判断で動かなければいけない。仕事も似ていて、お客と接するスタッフが毎日いろんなケースに遭遇する中で、自分で判断しなければいけない場面がたくさんある。トップに言われるままに動くのではなく、自分の判断で行動してもらうことで社員にはモチベーションを上げてほしいと考えた。そうやって現場から生まれた発見やアイディアについて自由に議論できる環境をつくりたいと思った。 その後、星野温泉ホテル、ホテルブレストンコートなど宿泊施設の運営、軽井沢高原教会や石の教会 内村鑑三記念堂をはじめとするブライダル事業など、既存のビジネスの枠組みを守りながらも新規拡大を続け、観光リゾート業界の風雲児として頭角を現す。
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