3 Romances sans paroles Op.17とは? わかりやすく解説

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フォーレ:3つの無言歌

英語表記/番号出版情報
フォーレ3つの無言歌3 Romances sans paroles Op.17作曲年1863年  出版年1880年  初版出版地/出版社: Hamelle 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 変イ長調 As dur2分30秒 No Image
2 イ短調 a moll3分00 No Image
3 変イ長調 As dur2分30秒 No Image

作品解説

2007年10月 執筆者: 齊藤 紀子

 この3曲から成る小品集は、おそらく1863年フォーレ18歳の頃に作曲されたと考えられている。このフランス語タイトルは、直訳すると「言葉伴わないロマンスということになるが、2曲目メンデルスゾーン無言歌集影響うかがえることから、《無言歌》と呼ばれている。出版1880年なされた初演は、初めの2曲が1881年2月国民音楽協会でポーリーヌ・ロジェにより、第3曲目1889年1月国民音楽協会でカーサ・シャトルジェ嬢により行われている。
 第1曲目は、バリトン歌手レヴィ夫人にあたるフェリックス・レヴィ夫人捧げられている。アンダンテ・クァジ・アッレグレットの変イ長調で4分の3拍子美しくかつゆったりと歌い上げられる右手メロディーに、左手控えめ和音エコー奏する
 第2曲目は、ロール・ド・レイリッツに捧げられている。ロール・ド・レイリッツは、フォーレがニーデルメイエ校を卒業後、レンヌ教会オルガニスト勤めていた時(1866―1869)に知り合った女性である。アレグロ・モルトのイ短調で4分の4拍子のこの曲は、3曲の中で最も長くまた、メンデルスゾーン無言歌集影響も最も色濃くうかがえる。特にそれは、左手分散和音乗って歌われる右手メロディーが、時折分散和音重複する書法書かれていることに現れている。
 第3曲目は、フローラン・サリオ夫人捧げられている。第2曲目引き続き左手分散和音乗って右手メロディー優美に歌われる冒頭部分は、《ドリー》の<子守歌>に通じるものが感じられるメロディーはこの作品終結近く再現された際に、カノンのような手法巧妙に扱われる




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