2018年 ウィンブルドン・全米2冠 キャリアゴールデンマスターズ達成 世界1位復活
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「ノバク・ジョコビッチ」の記事における「2018年 ウィンブルドン・全米2冠 キャリアゴールデンマスターズ達成 世界1位復活」の解説
全豪オープンで前年夏からの休養から復帰。2回戦でガエル・モンフィスを破り、同一選手との通算成績15勝0敗を記録。3回戦でアルベルト・ラモス=ビノラスをストレートで破るが、4回戦で韓国の若手鄭現に6-7(4), 5-7, 6-7(3)でストレート負けを喫した。右肘の手術で再び一時的な休養に入り、復帰後のBNPパリバ・オープン、マイアミ・オープンではダニエル太郎、ブノワ・ペールでそれぞれ初戦敗退。欧州クレーコートシーズンでも早期敗退が目立ったものの、後半には復調が見られる成績となった。BNLイタリア国際では準々決勝で錦織圭を破り1年ぶりのマスターズ準決勝進出。準決勝では第1シードラファエル・ナダルとの対戦で、1セット目をタイブレークに持ち込む激戦としたがストレートで敗れた。第20シードとして出場した全仏オープンでは、第13シードロベルト・バウティスタ・アグートらに勝利し9年連続の準々決勝進出を成し遂げたもののマルコ・チェッキナートに敗れた。一時、世界ランキング22位まで落ちる。 クイーンズ・クラブ選手権ではノーシードでの出場となったが、2回戦では第2シードのグリゴール・ディミトロフを6-4, 6-1で圧倒、決勝でマリン・チリッチに敗れたものの準優勝。第12シードとして迎えたウィンブルドン選手権では、2年連続で準々決勝に進出。第24シード錦織圭に13連勝を成し遂げ、2016年全米オープン以来のグランドスラム準決勝に進出。準決勝では、世界ランキング1位・第2シードのナダルとの5時間以上に渡る接戦を6-4, 3-6, 7-6(9), 3-6, 10-8で制し決勝進出。そのまま世界ランキング8位・第8シードのケビン・アンダーソンを6-2, 6-2, 7-6(4)のストレートで下し、ウィンブルドン4度目の優勝、グランドスラム13度目の優勝で復活を印象付けた。 ウエスタン・アンド・サザン・オープンでは決勝でフェデラーを6-4, 6-4で下し、6度目の決勝戦で初優勝を飾る。これにより男子シングルス史上初キャリアゴールデンマスターズ(マスターズ9大会全制覇)を達成した。 全米オープンでは第6シードでの出場。順調に勝ち上がり、準決勝では、4年前の同大会準決勝で苦杯を嘗めさせられた錦織圭を6-3, 6-4, 6-2のストレートで下しリベンジを達成するとともに対錦織戦の連勝を14に伸ばし決勝進出。決勝はナダルの棄権により勝ち上がったフアン・マルティン・デル・ポトロを6-3,7-6(4),6-3のストレートで下し、全米3回目、グランドスラム通算14回目の優勝を飾った。上海マスターズでは一度もブレークされることなく4度目の優勝を飾った。全盛期の強さを取り戻し、強烈なサーブ力も加わり、第2のジョコビッチ時代を予感させる圧倒劇だった。パリマスターズは決勝でカレン・ハチャノフに敗れ準優勝に終わり、連勝は22でストップ。ATPファイナルズも決勝でアレクサンダー・ズベレフに敗れ準優勝だった。3年ぶり5度目の年間最終ランキング1位に輝いた。
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