2016年 リオ五輪銅メダル 全米ベスト4 年間勝利数世界3位
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ウィキニュースに関連記事があります。テニス男子シングルス・錦織圭選手が銅メダル獲得、日本勢96年ぶり - リオデジャネイロオリンピック10日目 (2016年8月15日) 年初のブリスベン国際では単複両方に出場。シングルスでは第2シードで出場し、準々決勝でバーナード・トミックに3-6, 6-1, 3-6で敗れた。タブルスでは同大会で3年ぶりにグリゴール・ディミトロフと組んで参戦。準々決勝に進出し、2015年全米オープン優勝ペアのエルベール/マユ組に4-6, 6-1, [10-7]で勝利し2年連続で準決勝に進出したが、準決勝は棄権した。 全豪オープンには第7シードで出場。4回戦でツォンガに6-4, 6-2, 6-4で初めてのストレート勝ちで快勝し2年連続の準々決勝進出。この試合で全豪通算20勝目をあげ、日本人男女通じて最多となった。準々決勝ではジョコビッチに3-6, 2-6, 4-6で敗れた。 2月のメンフィス・オープンでは決勝で18歳の若手のテイラー・フリッツを6-4, 6-4で破り大会初の4連覇を達成。2週間後のメキシコ・オープンでは2回戦でクエリーに4-6, 3-6で敗れた。デビスカップでは1回戦で前年優勝国のイギリス代表と対戦。第2戦でダニエル・エバンスに6-3, 7-5, 7-6(3)で勝利。第4戦ではマリーと対戦し、第1,2セットを連取されるも、第3,4セットを取り返しフルセットへ持ち込んだ。しかし、第5セットを取られ、5-7, 6-7(6), 6-3, 6-4, 3-6の4時間54分で敗れた。 3月のBNPパリバ・オープンでは4回戦で地元のジョン・イスナーを1-6, 7-6(2), 7-6(5)で破り、初の準々決勝進出。準々決勝でラファエル・ナダルと対戦し、4-6, 3-6で敗れた。続くマイアミ・オープンでは準々決勝でガエル・モンフィスに5度のマッチポイントを握られながら、4-6, 6-3, 7-6(3)の接戦を制し、2年ぶりのベスト4進出。準決勝でニック・キリオスに6-3, 7-5で勝利し、自身2度目のマスターズ決勝に進出。決勝でノバク・ジョコビッチと対戦し3-6, 3-6で敗れ、マスターズ初優勝はならなかった。 4月のバルセロナ・オープンでは準決勝で2015年全米オープン、ジャパン・オープンで連敗していたブノワ・ペールに6-3, 6-2で勝利し、3年連続の決勝進出を果たす。決勝ではナダルに4-6, 5-7で敗れ、3連覇はならなかった。 5月のマドリード・オープンでは過去6戦全敗のリシャール・ガスケに苦戦しながらも6-4, 7-5で初勝利を挙げ、同大会4年連続のベスト8入りを果たす。準々決勝ではキリオスとの6-7(6), 7-6(1), 6-3の2時間38分の激戦に勝利し、3年連続のベスト4進出を果たす。準決勝でジョコビッチに3-6, 6-7(4)で敗れた。翌週のBNLイタリア国際では3回戦で再びガスケに6-1, 6-4で連勝すると、準々決勝でドミニク・ティームに6-3, 7-5で勝利し、イタリア国際では初めてベスト4進出を果たす。準決勝でジョコビッチから1年ぶりにセットを取るも、6-2, 4-6, 6-7(5)で惜敗した。全仏オープンでは3回戦でフェルナンド・ベルダスコに6-3, 6-4, 3-6, 2-6, 6-4のフルセットで勝利したが、4回戦でガスケに4-6, 2-6, 6-4, 4-6で敗れ、ベスト8を逃した。 6月、芝シーズンに入ってのゲリー・ウェバー・オープンでは初戦リュカ・プイユに勝利するも2回戦は脇腹の痛みのため試合前に棄権した。翌週エキジビジョンでリシャール・ガスケに6-2, 6-1で勝利。ウィンブルドン選手権では1回戦で脇腹についてメディカル・タイムアウトを取るも、その後は順調に勝ち上がり、2年ぶりに4回戦進出。4回戦ではチリッチと対戦したが、脇腹の痛みが悪化し第2セット途中で棄権した。 7月、怪我明けのロジャーズ・カップでは、準決勝でスタン・ワウリンカを7-6(6), 6-1で破り、当シーズン2度目のマスターズの決勝進出を果たした。決勝ではジョコビッチに3-6, 5-7で敗れた。 8月、リオデジャネイロオリンピックではシングルスでロンドンオリンピックに続きベスト8入りすると、準々決勝でモンフィスとの2時間53分の死闘を7-6(4), 4-6, 7-6(6)で制しベスト4に進出。続く準決勝ではマリーに1-6, 4-6で敗れたものの、3位決定戦でナダルと対戦し、フルセットの末6-2, 6-7(1), 6-3で制して銅メダルを獲得した。オリンピックテニス競技での日本人によるメダルは、1920年のアントワープオリンピックで熊谷一弥が銀メダルを単・複で2つ(ダブルスは柏尾誠一郎と)獲得して以来、実に96年ぶりの快挙となる。翌週のウエスタン・アンド・サザン・オープンでは3回戦でバーナード・トミックに6-7(1), 6-7(5)で敗れた。ロジャーズ・カップとウエスタン・アンド・サザン・オープンでの成績によって、全米オープンシリーズで85ポイント獲得し、初優勝を果たした。 9月、全米オープンでは2年ぶりにベスト8に進出。準々決勝ではマリーと3時間57分の激戦の末、1-6, 6-4, 4-6, 6-1, 7-5で勝利し、グランドスラムで2年ぶりのベスト4進出を果たす。準決勝ではスタン・ワウリンカに6-4, 5-7, 4-6, 2-6で敗れ、決勝進出はならなかった。大会後のランキングで1年ぶりに5位に復帰する。デビスカップワールドグループ・プレーオフのウクライナ戦では第3試合のダブルスに杉田祐一と組んで出場。スミルノフ/スタホフスキー組に6-3, 6-0, 6-3で勝利し、日本のワールドグループ残留に貢献した。 10月の楽天ジャパン・オープンでは2回戦で臀部の負傷で棄権し、翌週の上海マスターズも欠場した。なお、同月には3年連続のATPワールドツアー・ファイナルズへの出場決定。スイス・インドアで復帰すると、準々決勝で過去4戦全敗のフアン・マルティン・デル・ポトロに7-5, 6-4で初勝利を挙げた。その後決勝に進出するもチリッチに1-6, 6-7(5)で敗れ、準優勝となったが世界ランキングで自己最高の4位に復帰を果たした。BNPパリバ・マスターズでは2回戦でビクトル・トロイツキに勝利しツアー通算300勝を達成。3回戦でツォンガに2度のマッチポイントを握るも、6-0, 3-6, 6-7(3)で惜敗した。 3度目の出場となるATPワールドツアー・ファイナルズには第5シードで出場。初戦はワウリンカに6-2, 6-3で快勝。2戦目のマリー戦では7-6, 4-6, 4-6の3時間20分の接戦の末敗れた。第3戦を前に準決勝進出が確定。第3戦ではチリッチに6-3, 2-6, 3-6で敗れた。2年ぶりの準決勝ではジョコビッチに1-6, 1-6で敗れた。年間最終ランキングは5位。また、年間勝利数においてはマリーの69勝、ジョコビッチの63勝に次ぐ、3位の58勝という位置につけて同シーズンを終えた。
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