2001–2004年: 世界的認知
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「リース・ウィザースプーン」の記事における「2001–2004年: 世界的認知」の解説
2001年の映画『キューティ・ブロンド』が大ヒットし、一躍トップ・スターの座をつかんだ。続編も製作され、「ラブコメの女王」と評されるようになる。ウィザースプーンにとってこの映画がターニング・ポイントとなった。ファッション・マーチャンダイジングを学んでいるが、ハーバード・ロー・スクールに進学するボーイフレンドを追って法学生になることを決心する主役エル・ウッズ役を演じた。ウィザースプーンはこの役について「この脚本を読んだ時「彼女はビバリーヒルズ出身で、裕福で、ソロリティにいる。素敵なボーイフレンドがいるけど振られる。誰が気にする?私も彼女が嫌いだわ」と思ったけれど、実際は憎めないタイプの人」と語った。『キューティ・ブロンド』は興行収入の上でヒットし、アメリカ国内だけで9,600万ドルをあげた。ウィザースプーンの演技は批評家の称賛を得て、メディアは「第二のメグ・ライアン」と言及するようになった。ロジャー・イーバートは「ウィザースプーンは快活さと頭の回転の良さを兼ね備え、難なくこの役に命を吹き込んだ」と語り、Salon.comは「ウィザースプーンはエル役のキャラクターを美しく表現している」と記した。また『シアトル・ポスト・インテリジェンサー』は「ウィザースプーンは才能あるコメディ女優であり、ただ登場するだけでそのシーンが活気づき、ほぼ単独でこの映画を作り上げている」と記した。この演技によりウィザースプーンは2回目のゴールデングローブ賞主演女優賞ノミネートを受け、MTVムービー・アワードコメディ演技賞を受賞した。 2002年、『キューティ・ブロンド』の成功後、ウィザースプーンは『ザ・シンプソンズ』のエピソード『The Bart Wants What It Wants 』のグレタ・ウォルフキャッスル役など様々な役を演じ、オスカー・ワイルドの戯曲の映画化『アーネスト式プロポーズ』のセシリー役でティーン・チョイス・アワードにノミネートされた。同年後期、アンディ・テナント監督の『メラニーは行く!』でジョシュ・ルーカス、パトリック・デンプシーと共に主演した。ニューヨークの政治家と結婚目前だが、幼馴染であった7年間別居中の夫と離婚するためアラバマ州に戻らなければいけない若いファッション・デザイナーのメラニー・カーマイケル役を演じた。ウィザースプーンはこの役を演じる上で、ナッシュビルからロサンゼルスに転居した経験を思い起こした。この映画は初週興行収入3,500万ドル、全米興行収入1億2,700万ドルをあげ、ウィザースプーンにとってこの時点で最大のヒットとなった。商業的成功に関わらず、批評家からの評価は低かった。『マイアミ・ヘラルド』紙は「ありきたりの退屈な予測可能なロマンティック・コメディ」と記し、メディアはウィザースプーンが主演ということだけでヒットしたと報じた。『クリスチャン・サイエンス・モニター』紙は「ウィザースプーンは映画の主な魅力ではなく、映画の唯一の魅力」と記した。 2003年、『キューティ・ブロンド』の成功を追い、続編『キューティ・ブロンド/ハッピーMAX』に主演した。エル・ウッズはハーバードを卒業し、化粧品業界の科学実験から動物を守る弁護士となる決心をする。この続編は前作ほど成功せず、否定的な評価が多かった。『USAトゥデイ』紙は「だらだらとつまらない、困惑するような話」としたが、「ウィザースプーンは今回も愛すべき能あるブロンド役で素晴らしい演技をしたが、彼女の一流のコメディ演技はつまらない筋書で無駄になった」と記した。Salon.comは「前作の良さを全てぶち壊した」と記した。批評家からの批判に関わらず、この続編は最初の5日間にアメリカ国内のみで3,900万ドルをあげ、最終的に全米で9千万ドルをあげた。ウィザースプーンのこの映画の出演料は1,500万ドルで、2002年から2010年のハリウッドの高額出演女優の1人となった。2004年、19世紀の古典小説『虚栄の市』の映画化でミーラー・ナーイル監督の『悪女』に主演した。ウィザースプーンは、冷酷で社会の地位を確立しようとする貧しい女性ベッキー・シャープ役を演じた。撮影時第二子妊娠中だったため、腹部を隠す衣裳を着用していた。ウィザースプーンはこの妊娠は女優業の妨げではなく、シャープ役のキャラクターを演じる手助けとなったとした。「妊娠がもたらす輝き、この体形、胸が好き。これらが演技をする上で多くのことをもたらしてくれる」と語った。この映画およびウィザースプーンの演技は好評で、『ハリウッド・リポーター』誌は「この映画の出演者は優秀である。下品になりがちなこの役をウィザースプーンは快活に演じたことにより魅力的になった」と記した。『シャーロット・オブザーバー』紙は「鋭さをソフトに包み込んだ素晴らしい演技」を記し、『ロサンゼルス・タイムズ』紙は「ウィザースプーンはこの役を演じるために生まれてきた」と評した。
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