顕微鏡の対物レンズとは? わかりやすく解説

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顕微鏡の対物レンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/07 09:35 UTC 版)

対物レンズ」の記事における「顕微鏡の対物レンズ」の解説

顕微鏡の対物レンズにはアクロマートアポクロマートフルオールなどの種類がある。 アクロマート 色収差のうち2色の補正行ったもの。普通は、青〜赤で補正されている。多く顕微鏡でこのレンズ使われている。 アポクロマート 3色で色収差補正行ったもの。紫〜赤と可視光線の広い範囲で像の周辺まで、ほぼ理想光学系になるように設計されているものが多い。研究用途用いられることが多い。 フルオール(Fluor ) 蛍光顕微鏡用いられ波長がおよそ340nmまでの紫外線透過率確保しているものである(ただし各社によって名前の付け方内容異な場合があるので注意が必要)。 像面湾曲補正したものはレンズの名前にPlanプラン)と付いていてPlanApo、PlanFluorなどと表記されている。像の平坦性良い開口数乾燥対物レンズでは1未満であるが油浸水浸対物レンズでは1を超えたものがあり、分解能集光力が高い。 JISでは鏡筒長さここでいう鏡筒長さとは光学的鏡筒であって実際長さではない。大昔実寸法であった)を生物顕微鏡160mm工業顕微鏡で210mmと決めていたが、最近はメーカー毎に無限遠鏡筒長の光学系採用されている。無限遠光学系利点対物レンズより出射された光は像を結ばない行光であるため、拡張性高くすることが出来る。

※この「顕微鏡の対物レンズ」の解説は、「対物レンズ」の解説の一部です。
「顕微鏡の対物レンズ」を含む「対物レンズ」の記事については、「対物レンズ」の概要を参照ください。

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