実寸法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/11 13:57 UTC 版)
一般的に浴室ユニットの呼称は広さの目安であり、現物は壁仕上げのユニットパネルの背面にはパネルを支える金属製の補強柱の他に給水・給湯用の設備配管の空間が必要となることが多い。このため実寸法は呼称で用いられている数値よりも大きい。 日本では畳を初めとして、尺貫法に基づいた尺モジュールの物品は布団や箪笥・机の家具等で数多く存在し、和服等を収納する箪笥に至っては尺モジュールでないと収納できないものさえある。日本の戸建住宅においても尺貫法による尺モジュールを用いた柱割りが根強く残っており、壁の配置も尺モジュールに基づいて柱間を二等分した 455mm や三等分による 303 で等分割する傾向がある。例えば柱の断面寸法が 100mm で柱間隔が 3尺=910mm とした場合の内々寸法は 910-100=810mm となり、メーターモジュールと呼ばれる柱間隔が 1m の場合では柱間の内々寸法は 1,000-100=900mm となる。一見すると規則性がないように見える数字の組み合わせはこのような寸法的な背景や建築計画の考え方によって決められていることが多い。
※この「実寸法」の解説は、「1418」の解説の一部です。
「実寸法」を含む「1418」の記事については、「1418」の概要を参照ください。
- 実寸法のページへのリンク