間葉系幹細胞
英語:human Mesenchymal Stem Cell、hMSC
骨髄に含まれる細胞の一種。幹細胞とよばれる分化可能な細胞であり、骨や筋肉などに分化する能力を持つ。さらに神経や心筋細胞への分化も可能と見られており、再生医療の分野において広い用途に対応できるものとして大きな期待を集めている。また、間葉系幹細胞は、採取が比較的容易で、製剤化に当たっても低コスト化が図りやすいという。
間葉系幹細胞の研究は、名古屋大学医学部や、広島大学間葉系幹細胞プロジェクト研究センターなど、複数の研究機関が研究を進めている。
関連サイト:
名古屋大学医学部・大学院医学系研究科 顎顔面外科学/咀嚼障害制御学
間葉系幹細胞プロジェクト研究センター - 広島大学
かんようけい‐かんさいぼう〔カンエフケイカンサイバウ〕【間葉系幹細胞】
間葉系幹細胞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/08 05:38 UTC 版)
間葉系幹細胞(かんようけいかんさいぼう、英: Mesenchymal stem cell)は、中胚葉性組織(間葉)に由来する体性幹細胞。間葉系に属する細胞への分化能をもつ。骨や血管、心筋の再構築などの再生医療への応用が期待されている。採取する組織により特性が異なるため、採取する組織ごとに骨髄由来幹細胞(英: bone marrow stem cell)、脂肪組織由来幹細胞(英: adipose-derived stem cell)などとも呼ばれる。
- 1 間葉系幹細胞とは
- 2 間葉系幹細胞の概要
間葉系幹細胞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/25 01:55 UTC 版)
詳細は「間葉系幹細胞」を参照 間葉系幹細胞 (英: Mesenchymal stem cells、MSC)は骨髄間質に由来し、様々な組織に分化することができると考えられている。間葉系幹細胞は胎盤、脂肪組織、肺、骨髄、血液、臍帯のホウォートンゼリー、歯、および歯根膜から単離されている。間葉系幹細胞はその分化能とホルモン分泌、および自然免疫の調節能から臨床的に注目されている。
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