錦かざぐるま【ニシキカザグルマ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8482号 |
登録年月日 | 2000年 11月 7日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 錦かざぐるま よみ:ニシキカザグルマ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「金かざぐるま」に「舞かざぐるま」を交配して育成されたものであり,花は濃赤茶色のやや小輪で,切花向きの品種である。草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈はかなり高である。茎の太さは太,色は緑,強さは強,中空の程度は中,摘心後の分枝性は少,側らいの発生程度は中,節間長はやや短である。葉身長はやや長,葉幅は中,葉の縦横比は大,葉柄の長さは中,一次欠刻はやや深,表面の色,裏面の色,毛じの多少,光沢度,厚さ及び硬さは中,葉柄の着生角度は水平,たく葉の有無は殆どの葉に付着,形は2深裂,大きさは中,分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は凹形,花の大きさはやや小,厚みはやや低,舌状花の重ねは1.5列まで,舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小,管状花数は中,分布は集中,長さはやや大である。花弁の形はさじ弁,先端の形は丸い,花弁の長さはやや小,幅はやや狭,外花弁の表面の色は濃赤茶(JHS カラーチャート0709),裏面の色は赤茶(同0715),明橙赤(同0705)及び明黄橙(同1905),舌状花表面の色の分布状態は均一,外花弁の角度は上向き,花盤の色は緑,花たくの形は盛り上がった円錐状,大きさは小,総ほうの大きさはかなり小,花首の太さはかなり細,長さは中,生態分類型は秋ギク,開花の早晩性は中である。「綾かざぐるま」と比較して,花房の形が凹形であること,外花弁の表面の色が濃赤茶であること,裏面の色が赤茶,明橙赤及び明黄橙であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成2年に出願者の温室(広島県芦品郡新市町)において,「金かざぐるま」に「舞かざぐるま」を交配し,その実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- 錦かざぐるまのページへのリンク