鉄道にまつわる豆知識
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 11:24 UTC 版)
「雪国 (小説)」の記事における「鉄道にまつわる豆知識」の解説
「長いトンネル」というのは上越線の清水トンネルで、はじめに列車が止まった「信号所」は土樽信号場(現、土樽駅)である。なお『雪国』本文には〈汽車〉とあり、テレビなどで紹介される際にも蒸気機関車に牽引された列車の映像が一緒に出されることがあるが、上越線の該当区間は長大トンネルの煙害対策のために初めから直流電化で開業し、列車は電気機関車牽引だった(なお、新潟県の方言では、煙が出ない「電車」であっても「汽車」と言うのが一般的である(特に高齢者))。 清水トンネルがある湯檜曽駅―土樽駅間を複線にする際、新清水トンネルが切削され、1967年(昭和42年)より下り線用として供用を開始したため、旧来の清水トンネルは上り線用となった。そのため現在、川端が執筆した当時の清水トンネルを抜けて「雪国」を訪れることはできない。 かつて上越線には、この小説から愛称をとった急行列車「ゆきぐに」が運行されていた(1959年 - 1965年、とき (列車)の項を参照)。
※この「鉄道にまつわる豆知識」の解説は、「雪国 (小説)」の解説の一部です。
「鉄道にまつわる豆知識」を含む「雪国 (小説)」の記事については、「雪国 (小説)」の概要を参照ください。
- 鉄道にまつわる豆知識のページへのリンク