身長制限
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 07:36 UTC 版)
施設・設備によっては、安全上の理由から利用に身長制限を設けることがある。プール・遊園地の乗り物では、多くの場合に最低身長が定められている。子供向けの遊具・施設やスーパー銭湯(異性の子供)などでは、最高身長を制限しているところがある。年齢だと個人差が大きいし、身分証明書で確認をとるのは現実的ではない。※しかし子供運賃は平等にするため小学生(幼児は、大人1人あたり2人まで無料)であり、公衆浴場条例は身長表記だと適切でないので9歳以下(多くの県)となっている。 職種によっては、身長によって制限が設けられている職業がある。消防士は消防服のサイズが決まっているため多くの自治体で男子160 cm以上、女子155 cm以上としている。警察官は犯人の制圧などを遂行するため『体格基準』が規定されており各都道府県警によって異なるが、おおむね「男子160 cm以上」「女子150 cm以上」を基準としていた。近年では志願者数の減少やサイバー犯罪に対処するサイバー捜査官など体力を重視しない職種も増えているため、健康であれば身長体重を不問とする動きが広がっている。アメリカ軍のパイロットでは、160 - 200 cmの身長が求められ、座高は86 - 102 cmはなければならないとされている。力士の新弟子検査は、身長167 cm以上(就職場所と言われる3月場所は中学卒業見込者に限り身長165 cm以上)が必要となる。 英国内情報機関の情報局保安部 (MI5) は2004年(平成17年)、「男性は身長180 cm、女性は173 cmを上回らないことが望ましい」との職員採用の新基準を設けた。諜報活動においては、極端な長身は目立つため相応しくないものとみられる。
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