赤楽茶碗(乙御前) 光悦作
主名称: | 赤楽茶碗(乙御前) 光悦作 |
指定番号: | 2649 |
枝番: | 0 |
指定年月日: | 2009.07.10(平成21.07.10) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 工芸品 |
ト書: | |
員数: | 1口 |
時代区分: | 江戸時代 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 本阿弥光悦(1558~1637)の赤楽茶碗を代表する作品の一つである。光悦は元和元年(1615)に京都・鷹ヶ峯に庵住するようになって後、本格的に楽焼の製作を始めたが、光悦の赤楽茶碗は黒楽茶碗に比べ個性的な作風が多い、この茶碗もふっくらとした姿を作り出しており、銘の「乙御前」(ほほのふくらんだお多福)にぴったりの作風を示している。口縁に起伏を作り出し、端部を内や外に反らせ、底には小さな円盤状の高台をつけるなど、光悦ならではの自在な造形を作り出している。 |
赤楽茶碗(太郎坊)〈長次郎作/〉
主名称: | 赤楽茶碗(太郎坊)〈長次郎作/〉 |
指定番号: | 2596 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 2000.06.27(平成12.06.27) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 工芸品 |
ト書: | |
員数: | 1口 |
時代区分: | 桃山時代 |
年代: | 16世紀 |
検索年代: | |
解説文: | 長次郎作の腰に丸みをもつ半筒形の茶碗である。 天正年間に千利休の好みを受けて「宗易形【そうえきがた】」といわれる茶碗を創出した楽焼の創始者長次郎の作品は茶碗を中心に手捏ねにより内窯焼成【うちがましょうせい】によって製作された。 長次郎の楽茶碗には赤楽・黒楽の二種があり、ともに手捏ねによる半筒型【はんづつがた】を基本としている。 本茶碗は、ふっくらと丸い腰から口縁に向かって胴がまっすぐに立ち上がり、口縁が内にわずかにすぼまる姿をなし、底はやや厚造りとする。柔らかみのある端正な姿に、永年の使用によって変化した白釉(透明釉)がよく調和し、落ち着いた佇【たたず】まいを示す。 本作品は、無一物とともに数少ない長次郎の初期の赤楽茶碗を代表する優品である。利休・宗旦所持、鴻池家伝来。 |
赤楽茶碗(無一物)〈長次郎作/〉
主名称: | 赤楽茶碗(無一物)〈長次郎作/〉 |
指定番号: | 2325 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1971.06.22(昭和46.06.22) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 工芸品 |
ト書: | |
員数: | 1口 |
時代区分: | 桃山 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 低火度の赤楽釉をかけたいわゆる楽茶碗である。すでに重要文化財に指定されている黒楽茶碗「大黒」とほぼ同態の作調である。素地・釉調から天正年間後期の作と認められ、長次郎赤楽茶碗の代表作であり、茶道史上、陶磁史上においても桃山時代における重要な作例である。松平不昧公所持の中興名物として古来著名な名碗である。 |
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