赤外分光法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 03:06 UTC 版)
赤外分光法(せきがいぶんこうほう、infrared spectroscopy、 略称IR)とは、測定対象の物質に赤外線を照射し、透過(あるいは反射)光を分光することでスペクトルを得て、対象物の特性を知る方法のことをいう。対象物の分子構造や状態を知るために使用される。
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- ^ a b c d e 厚生労働省 2006, 一般試験法 2.25 赤外吸収スペクトル測定法, pp. 40–41
- ^ 厚生労働省 2006, 参照赤外吸収スペクトル, pp. 1423-1569
- ^ 他分野で利用される際、非金属表面での反射測定も RA法と呼ばれることがあるが、厳密に言うと誤りである。非金属表面での反射測定は、外部反射法と呼ばれる。
- 1 赤外分光法とは
- 2 赤外分光法の概要
- 3 装置構成
- 4 関連項目
赤外分光法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/07/05 09:26 UTC 版)
IRスペクトルでは、2580–2480cm−1、1250–1200cm−1付近、700–580cm−1付近のピークが特性吸収とされ、それぞれS−H 伸縮振動、C−S伸縮振動に帰属されている。ベンゼンジチオカルボン酸について、赤外分光および紫外可視分光の情報から、分子内にS−H···S= の形の水素結合が存在するとされている。
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赤外分光法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 08:28 UTC 版)
詳細は「赤外分光法」を参照 全ての分子には、ある決まった周波数の電磁波を吸収する性質がある。これを赤外線の領域で調べる手法が赤外分光法 (IR法) であり、分子内部における原子の振動状態を通じて物質の構造に関する知見を得ることができる。赤外領域の基準振動がスペクトル分析の基本であるが、吸収が大きすぎるため、近赤外領域にある、吸収の少ない倍音、三倍音を観測することもある。近赤外の分光法は赤外に比べ感度が極めて低く、そのため利用が遅れていたが、分析手法の発達により、非破壊検査・測定に利用されるようになった。
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赤外分光法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 14:36 UTC 版)
IRスペクトルでは、炭素−水素伸縮振動により2980–2850 cm−1付近に強い吸収を示す。炭素−炭素伸縮振動による吸収は1300–800 cm−1付近に現れる。炭素−水素変角振動は置換基の性質によって異なり、メチル基は1450–1375 cm−1に、メチレン基は1465–1450 cm−1に吸収を示す。炭素数4以上の場合は725 cm−1付近に弱い吸収を示す。
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