角川春樹とは? わかりやすく解説

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角川春樹

角川春樹の俳句

あかあかとあかあかあかとまんじゆさげ
あかあかと寶珠のごとき月のぼる
あをあをと瀧うらがへる野分かな
いつぽんの大きく暮れて花の寺
いにしへの花の奈落の中に座す
くわんおんのそびらもあおきころもがへ
その奥も咲きてしづもる桜かな
その頃の吉野の駅に時雨けり
一枚の空に鴈ある絹の道
三寒の瀧と四温の枯木灘
亡き妹の現れて羽子板市なるや
信長の喰ひ残したる美濃の柿
冬の夜はをとこの海鳴りす
勇魚捕る碧き氷河に神のゐて
北風吹くや一つ目小僧蹤いてくる
向日葵や信長の首切り落とす
室生寺やすすき分け行く水の音
将門の関八州に野火走る
御仏の貌美しき十二月
春立つや雪降る夜の隅田川
昼すぎて大和の空のいかのぼり
晩夏光ナイフとなりて家を出づ
水のんでおのれ朧となりにけり
波郷忌のけふ止まり木にゐてひとり
流されてたましひ鳥となり帰る
火はわが胸中にあり寒椿
睡りても大音響の桜かな
瞑れば紅梅墨を滴らす
秋風に小銭の溜まる峠神
篁に風吹いてゐる去年今年
米飾るわが血脈は無頼なり
藤の花雨の匂ひの客迎ふ
裏山の骨の一樹は鷹の座ぞ
西方へ灯る薄墨桜かな
見てをりぬいのちしづかに寒牡丹
遥かなる旅はるかにも月の船
銀河にも飢餓海峡のありにけり
韃靼の馬嘶くや冬怒濤
風吹くや傾きやすき天の川
鳥葬の人肉きざむ秋の山
黒き蝶ゴッホの耳を殺ぎにくる
 

角川春樹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 13:50 UTC 版)

角川 春樹(かどかわ はるき、1942年昭和17年〉1月8日 - )は、日本の実業家、映画製作者、俳人。角川源義の長男。角川春樹事務所代表取締役社長。宗教法人明日香宮宮司[1]。「」主宰。 1975年に父を引き継ぎ、角川書店社長に就任する。翌年『犬神家の一族』から映画製作に参入し、『人間の証明』『野性の証明』などで角川商法と呼ばれたメディアミックスによる商法によってヒットさせる。監督として1982年『汚れた英雄』でデビューし、『天と地と』『REX 恐竜物語』などを製作する。1993年麻薬取締法違反などで逮捕され、角川書店社長の座を退き、角川春樹事務所を設立する。


  1. ^ a b この国はどこへ コロナの時代に 映画監督・角川春樹さん 神と共存復活感じ 不寛容は人を排他的に”. 毎日新聞 (2020年10月6日). 2021年6月3日閲覧。
  2. ^ 伊藤彰彦『最後の角川春樹』(毎日新聞出版)P.42
  3. ^ a b 伊藤彰彦『最後の角川春樹』(毎日新聞出版)P.43
  4. ^ 清水 節のメディア・シンクタンク【番外篇】”. 文化通信社. 2018年2月2日閲覧。
  5. ^ a b 「岡田茂をめぐる七人の証言 角川春樹『最後の頼みの綱という心強い存在』」『キネマ旬報2011年平成23年)7月上旬号 63-64、キネマ旬報社、2011年。 
  6. ^ 『映画界のドン 岡田茂の活動屋人生』文化通信社、2012年、109、142、249-250頁頁。ISBN 978-4-636-88519-4 岡田茂『悔いなきわが映画人生:東映と、共に歩んだ50年』財界研究所、2001年、182-183頁。ISBN 4-87932-016-1 “角川春樹氏、思い出語る「ひとつの時代終わった」…岡田茂氏死去(archive)”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2011年5月10日). https://archive.is/9Divz 2015年11月2日閲覧。 
  7. ^ 「イベントやに徹して難局に対処する岡田茂東映社長、81年の方針を語る」『映画時報』1981年1月号、映画時報社、19頁。 
  8. ^ 伊藤彰彦『最後の角川春樹』毎日新聞出版、2021年、140、144頁。 
  9. ^ a b 磯田勉「タイクーンの夢――角川映画80's」『映画秘宝EX 爆裂!アナーキー日本映画史1980-2011』洋泉社、2012年、p.15
  10. ^ a b モルモット吉田「角川春樹」『映画秘宝EX 爆裂!アナーキー日本映画史1980-2011』洋泉社、2012年、p.21
  11. ^ 大高宏雄『興行価値』鹿砦社、1996年、pp.24-25,64
  12. ^ 金田信一郎『テレビはなぜ、つまらなくなったのか スターで綴るメディア興亡』日経BP社、2006年、p.119
  13. ^ 「角川事務所芸能部門撤退」『週刊サンケイ』1986年12月4日号
  14. ^ 「原田姉妹、渡辺が独立」『週刊明星』1986年12月4日号
  15. ^ 伊藤彰彦『最後の角川春樹』毎日新聞出版、2021年、208頁。 
  16. ^ 伊藤彰彦『最後の角川春樹』毎日新聞出版、2021年、225-26頁。 
  17. ^ 『角川映画 1976‐1986(増補版)』(中川右介著、角川文庫、2016年)321~322ページ
  18. ^ 『角川映画 1976‐1986(増補版)』(中川右介著、角川文庫、2016年)322ページ
  19. ^ 山田玲司 『絶望に効くクスリ (9)』 小学館、2007年、23頁
  20. ^ 角川春樹氏12年ぶり監督作「笑う警官」…「原作超え」への挑戦”. スポーツ報知. 2009年11月10日閲覧。
  21. ^ a b “77歳角川春樹氏 10年ぶりメガホン「生涯最後の監督作になる」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2019年8月6日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/08/06/kiji/20190805s00041000354000c.html 2019年8月6日閲覧。 
  22. ^ 「松田優作 キネ旬全記録』p.31、キネマ旬報社
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  24. ^ a b 『最後の角川春樹』、2021年11月発行、伊藤彰彦、毎日新聞出版、P186
  25. ^ a b 『最後の角川春樹』、2021年11月発行、伊藤彰彦、毎日新聞出版、P187
  26. ^ a b c d 坪内稔典 「角川春樹」『現代俳句ハンドブック』 雄山閣、1995年、30頁
  27. ^ a b 小野裕三 「角川春樹」 金子兜太編『現代の俳人101』 新書館、2004年、174頁
  28. ^ 『最後の角川春樹』、2021年11月発行、伊藤彰彦、毎日新聞出版、P188
  29. ^ 小島健 「角川春樹」『現代俳句大事典』 三省堂、150-151頁
  30. ^ 魂の一行詩とは
  31. ^ a b c “【話の肖像画】「生涯不良」続行中(3)映画プロデューサー・角川春樹さん”. 産経新聞 (産業経済新聞社). (2008年5月28日). オリジナルの2008年5月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080530010325/http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080528/tnr0805280215000-n1.htm 2017年1月9日閲覧。 
  32. ^ a b “角川春樹氏40歳下の歌手と熱愛、結婚も”. nikkansports. (2009年11月18日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20091118-566973.html 
  33. ^ 角川慶子 (2011年9月27日). “角川春樹が6度目の結婚、直後姉である作家の辺見じゅんが急死”. 探偵ファイル. フィーノ. 2020年4月30日閲覧。
  34. ^ https://www.cyzowoman.com/column/806/
  35. ^ https://ameblo.jp/kiyoko-kadokawa/entry-12424293002.html
  36. ^ https://news.yahoo.co.jp/feature/1825/
  37. ^ 伊藤彰彦『最後の角川春樹』毎日新聞出版、2021年、44-45、47-48、64、67、90-92、251、282-283頁。 
  38. ^ a b 尾道のいいね著名人 | 一般社団法人尾道青年会議所
  39. ^ 見城徹が角川春樹と北方謙三とトーク』(アベマ ビデオ)AbemaTV、日本〈徹の部屋〉、2017年2月19日、該当時間: 20mhttps://web.archive.org/web/20190921030911/https://abema.tv/video/episode/90-33_s0_p92019年9月21日閲覧 
  40. ^ 榎木孝明、角川春樹から「人間やめろ!」と罵倒された日々…最終的に認められ、与えられた“ご褒美””. テレ朝POST. 2023年5月23日閲覧。
  41. ^ 角川春樹氏、映画「天と地と」でNGを出し続けた榎木孝明と因縁の再会「空っぽになって欲しかった」”. スポーツ報知 (2018年8月31日). 2023年5月23日閲覧。
  42. ^ 博士も知らないニッポンのウラ』(2008年6月1日)
  43. ^ コラム | Rooftop第六回ゲスト:角川春樹(前編)(2012年4月15日時点のアーカイブ
  44. ^ 角川春樹、清水節「いつかギラギラする日」角川春樹事務所 P18-19


「角川春樹」の続きの解説一覧

角川春樹(かどかわ はるき)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 09:23 UTC 版)

帝都物語」の記事における「角川春樹(かどかわ はるき)」の解説

源義の子角川書店社長となるも、突如出奔し、奈須香宇宙大神宮大宮司として東京破滅見届ける

※この「角川春樹(かどかわ はるき)」の解説は、「帝都物語」の解説の一部です。
「角川春樹(かどかわ はるき)」を含む「帝都物語」の記事については、「帝都物語」の概要を参照ください。

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