西勝原発電所・第二発電所
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「白山水力」の記事における「西勝原発電所・第二発電所」の解説
「西勝原第一発電所」も参照 位置:.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度57分37.0秒 東経136度36分51.0秒 / 北緯35.960278度 東経136.614167度 / 35.960278; 136.614167 (西勝原第一発電所) 白山水力が最初に建設した発電所は西勝原発電所(にしかどはらはつでんしょ)という。九頭竜川から取水する水路式発電所であり、所在地は福井県大野郡五箇村大字西勝原(現・大野市西勝原)。 西勝原発電所は1919年(大正8年)2月に水利権を取得し、会社設立後の翌1920年(大正9年)4月に起工。1923年(大正12年)9月末に竣工し、10月30日付で送電線とともに仮使用認可を受けて11月9日より送電を開始した。発電設備はボービング (Boving) 製横軸フランシス水車およびウェスティングハウス・エレクトリック製6,000キロボルトアンペア発電機各4台からなる。発電所出力は当初1万5000キロワット、1927年(昭和2年)12月の増加許可後は2万キロワットである。 また本発電所建設の際に放水路と九頭竜川の間に生じた落差を活用するため、放水路発電所として西勝原第二発電所も建設された。1926年(大正15年)5月に水利権取得、同年6月末に着工と進み、1927年(昭和2年)9月26日付で竣工した。発電設備はボービング製カプラン水車およびブラウン・ボベリ製800キロボルトアンペア発電機各1台。発電所出力は1927年12月の竣工当初が640キロワット、1929年(昭和4年)2月の増加許可後は800キロワット。 西勝原発電所は白山水力と矢作水力の合併後、1941年(昭和16年)10月に日本発送電へ出資された。日本発送電では放水路の第二発電所と一体化され出力2万800キロワットの「西勝原第一発電所」となっている。戦後1951年(昭和26年)5月以降は北陸電力に帰属する。なお放水路発電所については1969年(昭和44年)に本発電所の水車発電機2台とともに廃止されており現存しない。
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