バッハ, ヴィルヘルム・フリーデマン:行進曲 変ホ長調
シューマン, クララ:行進曲 変ホ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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シューマン, クララ:行進曲 変ホ長調 | Marsch | 作曲年: 1879年 出版年: 1996年 |
作品解説
この行進曲は、クララ・シューマンの最後の作品である。1856年に《ロマンス》変ロ短調を書いて以来、ほぼ四半世紀ぶりに筆をもったこの作品もいわば「機会音楽」だ。ローベルト・シューマン・ハウスにある自筆譜には「ユーリウスとパウリーネ・ヒュープナーの金婚式のために作曲。1879年5月21日」と書かれている。画家のユーリウス・ヒュプナーとパウリーネ夫妻は、ドレスデン時代のシューマン夫妻のサークルの常連。ローベルトの死後も、クララは友情を保ち続けた。そんな彼らの金婚式を祝うために作曲された訳だが、「私は何を彼らに与えるべきか、さっぱりわかりませんでした。マーリエ(長女)が彼らにマーチを書き、それにローベルトの《Grossvater und Grossmutter》デュエットを使う、というアイディアを持ってくるまでは。」と日記に記されている。このローベルトの作品34-4からのメロディーが効果的に用いられ、歌詞の冒頭が当該箇所に書き込まれている。このプレゼントがどれだけヒュプナー夫妻を喜ばせたことか!
クララはこれを出版しようと、後に何度か手を加えている。しかし、納得のいく「最終稿」は完成しなかったようだ。なお原曲の4手用の他に、娘のエリーゼのためにクララ自身が用意したピアノ・ソロ版、おそらくクララが知らないうちにユーリウス・オット・グリムが1888年のクララのフランクフルト・アム・マインでの演奏家60周年記念のためにオーケストレーションした管弦楽用編曲もある。
行進曲変ホ長調
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 15:51 UTC 版)
「ブルックナーの管弦楽曲・吹奏楽曲」の記事における「行進曲変ホ長調」の解説
「行進曲変ホ長調」WAB116は、ブルックナーの唯一の吹奏楽曲である。自筆譜最後に、ブルックナーは「1865年8月12日、リンツ」と記しており、これがこの曲の完成日・完成場所と考えられている。リンツの狩猟団体の吹奏楽団に献呈された。 第2次全集の校訂のものは、1996年に出版された(前記の通り、付録資料に「アポロ行進曲」を含んでいる)。それ以前にも、自筆譜の写真やピアノ編曲譜面は出版されていた。初演については不明。LP・CDの録音はいくつか存在するが、必ずしも演奏頻度の高い曲とは言えない。 4分の2拍子であるが、主部は三連符風のリズムが一貫しており、旋律も狩りの音楽のようなリズムに基づいている。対してトリオは旋律的であり、フリューゲルホルンの高音域で旋律が奏でられる。単純な形式による、3分程度の短い曲だが、部分的な転調の大胆さで、彼の交響曲など他の作品を想起させる部分がある。 変ホ長調、トリオは変イ長調。編成はフルート(変ニ調)、クラリネット(変イ調/変ホ調2/変ロ調3)、トランペット(変ホ調5/変ロ調2)、フリューゲルホルン2、ホルン3、ユーフォニアム3、トロンボーン2、チューバ2、小太鼓、大太鼓、シンバル
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「行進曲 変ホ長調」の例文・使い方・用例・文例
- 結婚行進曲
- 葬送行進曲
- 楽団は行進曲を何曲か演奏した。
- ブラスバンドが行進曲を3曲演奏した。
- バンドが行進曲を終えたところです。
- 楽隊は高々と行進曲を奏でた.
- 結婚行進曲.
- 葬送行進曲.
- 葬送[軍隊, 結婚]行進曲.
- 軍隊行進曲.
- 行進曲
- 軍隊の軍事パレード用の元気がいい行進曲
- 米国の軍楽隊長で軍隊行進曲の作曲家(1854年−1932年)
- 舞曲や行進曲の中間部
- 葬送行進曲という音楽
- 行進曲という種類の楽曲
- パソドブレという,闘牛士の入場時に奏される活発な行進曲
- 「仁義なき戦い」や「蒲(かま)田(た)行進曲」の監督である深作欣(きん)二(じ)氏は,がんのため医者にかかっている。
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