羅老号
読み方：ナロごう
別名：ナロホ、羅老、ナロ、NAROHO
韓国が運営する、人工衛星の打ち上げロケットの名称。ロシア製の打ち上げロケット「アンガラ」を土台として開発されている。アンガラを下段とし、上段に韓国製ロケットを搭載した2段構成となっている。全長は上下段合わせて約33メートル。
2009年に、羅老1号機の打ち上げが行われた。羅老の初号機であり、これが韓国初のロケットの打ち上げとなった。順調に上昇を続けたが、搭載していた太陽観測衛星を衛星軌道に乗せることができず、打ち上げは失敗に終わった。
2010年には羅老2号機が打ち上げられたが、羅老2号は上昇中に通信途絶し、初段部分が爆発して、打ち上げに失敗した。
2012年には、3度目のミッションとなる羅老3号機の打ち上げ計画が進められた。9月時点で2012年10月中の打ち上げ実施が予定されたが、発射直前に不備が見つかり延期された。2012年11月29日に2度目の打ち上げが試みられたが、発射直前に不具合が感知され、再度延期となった。
羅老3号が3度目の打ち上げに向けて調整を進めているさなかの2012年12月12日、北朝鮮がロケット「銀河3号」を打ち上げ、人工衛星的な物体を軌道上に投入することに成功したと発表した。このロケットは事実上のミサイルであると見られている。
2013年1月30日午後に羅老3号機の打ち上げが実施された。同日夕方までに、人工衛星を目標の軌道に投入することに成功したことが韓国政府から発表されている。
関連サイト：
韓国初の宇宙ロケット打ち上げ、人工衛星軌道に投入確認 - CNN.co.jp 2013年1月30日
別名：ナロホ、羅老、ナロ、NAROHO
韓国が運営する、人工衛星の打ち上げロケットの名称。ロシア製の打ち上げロケット「アンガラ」を土台として開発されている。アンガラを下段とし、上段に韓国製ロケットを搭載した2段構成となっている。全長は上下段合わせて約33メートル。
2009年に、羅老1号機の打ち上げが行われた。羅老の初号機であり、これが韓国初のロケットの打ち上げとなった。順調に上昇を続けたが、搭載していた太陽観測衛星を衛星軌道に乗せることができず、打ち上げは失敗に終わった。
2010年には羅老2号機が打ち上げられたが、羅老2号は上昇中に通信途絶し、初段部分が爆発して、打ち上げに失敗した。
2012年には、3度目のミッションとなる羅老3号機の打ち上げ計画が進められた。9月時点で2012年10月中の打ち上げ実施が予定されたが、発射直前に不備が見つかり延期された。2012年11月29日に2度目の打ち上げが試みられたが、発射直前に不具合が感知され、再度延期となった。
羅老3号が3度目の打ち上げに向けて調整を進めているさなかの2012年12月12日、北朝鮮がロケット「銀河3号」を打ち上げ、人工衛星的な物体を軌道上に投入することに成功したと発表した。このロケットは事実上のミサイルであると見られている。
2013年1月30日午後に羅老3号機の打ち上げが実施された。同日夕方までに、人工衛星を目標の軌道に投入することに成功したことが韓国政府から発表されている。
関連サイト：
韓国初の宇宙ロケット打ち上げ、人工衛星軌道に投入確認 - CNN.co.jp 2013年1月30日
羅老 (ロケット)
(羅老 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/01/13 15:04 UTC 版)
羅老号（ナロホ、朝: 나로호／羅老號、英: Naro）もしくはKSLV-I（Korea Space Launch Vehicle-I）は、大韓民国の韓国航空宇宙研究院(KARI)がロシアのクルニチェフ国家研究生産宇宙センターと共同開発した人工衛星打ち上げロケット。
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- ^ 羅老号：1段目ロケット、ロシア側が負担へ 朝鮮日報. (2011年2月8日). 2011年2月14日閲覧。
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- ^ ナロ号調査委“2次発射失敗、韓国責任”（東亜日報 2011年6月9日）
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- ^ 羅老号：韓ロ、3回目の打ち上げに合意、朝鮮日報、2011年10月21日
- ^ 羅老の中身抜いて、来年10月の3回目の打ち上げ、Chosun.Biz 2011年12月20日
- ^ 속보 "연결부위서 헬륨가스 누출"… '이상 발견' 나로호, 결국 3일 이상 발사 연기、朝鮮日報 2012年10月26日
- ^ ナロ号、単なるゴムリングの問題ではなかった、聯合ニュース 2012年11月5日
- ^ 韓国ロケット「羅老」 29日午後4時に3度目の挑戦、中央日報 2012年11月23日
- ^ 羅老号：3回目の打ち上げは29日午後4時、朝鮮日報 2012/11/20
- ^ 韓国ロケット「羅老」 29日の打ち上げ確定、聯合ニュース 2012年11月24日
- ^ 나로호, 발사 취소돼…이유는 추력기 과전류 발생으로 인한 손상、朝鮮日報 2012年11月29日
- ^ ＜「羅老」打ち上げ＞今度は韓国で開発２段目ロケットで問題発生、東亜日報 2012年11月30日
- ^ 羅老号の3回目の打ち上げ...衛星軌道進入 、朝鮮日報 2013年1月30日
- ^ “羅老号：保護カバーの一方が分離されず（上）”. 朝鮮日報 (2009年8月27日). 2010年1月17日閲覧。
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- ^ 北朝鮮が「羅老」より先に成功？ 屈辱の韓国政府、中央日報日本語版 2012年12月12日
- ^ ミサイル：北朝鮮に後れ取る韓国、Chosun Online 2012年12月12日
- ^ 韓国のロケット技術 北朝鮮より5～7年遅れ？、Chosun Online 2012年12月12日
- ^ 「ロシア、羅老号のとき韓国に先端ロケットを残していった」（2） 中央日報 2021年10月29日
- ^ “＜羅老打ち上げ成功＞罪人のように過ごした3年5カ月間…成功しても「申し訳ない」（1）”. 中央日報. (2013年1月31日)
[続きの解説]
「羅老 (ロケット)」の続きの解説一覧
- 1 羅老 (ロケット)とは
- 2 羅老 (ロケット)の概要
- 3 打ち上げ
- 4 主要諸元
- 5 関連項目
- >> 「羅老」を含む用語の索引
- 羅老のページへのリンク
