節日の料理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 01:48 UTC 版)
太陰暦によって行事を行い、四季毎に家庭で食材を仕込む習慣がある朝鮮半島では、行事に合わせてチョルシク(節食)と呼ばれる特別料理を食べる伝統もまだ生きている。中国や日本の習慣とも関連がある。 ソルラル 正月、旧暦1月1日。おせち料理に当たるセージョンサン(歳饌床)。トックク(トックの雑煮)、油菓(朝鮮語版)(ユグァ、揚げ菓子)、肉類、シッケなどを用意する。 テボルム(朝鮮語版) 小正月、旧暦1月14日から15日。ナムルとともにオゴクパプ(五穀飯)を9回食べる他、薬食(ヤクシク)を食べる。 サムジンナル(朝鮮語版) 上巳、旧暦3月3日。野に出て遊ぶファジョンノリ(화전놀이)を行う。ツツジが咲く地方では、チョウセンゴミシと蜂蜜を入れた汁にゆでたツツジの花を入れたチンダルレファチェ(ツツジの花菜(朝鮮語版))を飲む。春の花を乗せて焼いた丸いお焼き、ファジョン(花煎(朝鮮語版))を食べる。 燈夕(トゥンソク) 4月8日の灌仏会。寺に参ったり、精進料理でもてなす。 端午(タノ) 旧暦5月5日。ヨモギやチョウセンヤマボクチを練り込んで車輪の型で押したトック(車輪餅 チャリュンビョン)やユスラウメのファチェをいただく。 秋夕(チュソク) 旧暦8月15日の仲秋節。先祖に供えるための供え物を用意する。リョクトウなどの餡を詰め、松葉と共に蒸したソンピョン(송편、松편)というトックを食べる。 冬至(トンジ) 厄払いにパッチュク(小豆粥)を食べる。
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