第一次護憲運動とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 第一次護憲運動の意味・解説 

護憲運動

(第一次護憲運動 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/10 19:16 UTC 版)

護憲運動(ごけんうんどう)とは、大正時代に発生した立憲政治を擁護する運動。憲政擁護運動(けんせいようごうんどう)とも呼ばれている。




「護憲運動」の続きの解説一覧

第一次護憲運動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 15:56 UTC 版)

護憲運動」の記事における「第一次護憲運動」の解説

立憲政友会尾崎行雄立憲国民党犬養毅らは、お互いに協力しあって憲政擁護会を結成する大正2年1913年2月5日議会政友会国民党桂内閣不信任案提案する。その提案理由を、尾崎行雄次のように答えた彼等は常に口を開けば直ち忠愛唱へ恰も忠君愛国自分一手専売如く唱へありまするが、其為すところを見れば、常に玉座の蔭に隠れて政敵狙撃するが如き挙動を執って居るのである彼等玉座を以て胸壁となし、詔勅を以て弾丸に代へて政敵倒さんとするものではないか — 『大日本憲政史』より 不信任案避けるため、5日間の議会停止命じた。ところが停会知った国民怒り擁護する議員暴行するという事件までが発生する9日詔勅政友会西園寺総裁に下させ、それを盾に不信任案撤回政友会迫ったが、政友会内では動揺する原敬党幹部一般代議士突き上げる形で不信任案をもってのぞむことが確認された。これに対して衆院解散をもって議会臨もうとした。 そうした中の2月10日衆院解散反対する過激な憲政擁護派らが上野公園神田などで桂内閣あからさまに批判する集会開き、その集会での演説興奮した群衆国会議事堂押し寄せるという事件を起こした衆議院議長大岡育造から「解散すれば内乱起きる」と説得され総辞職決意し、そのためにさらに3日間の議会停会命じた。 しかし事情知らぬ群衆は、停会激怒して国民新聞社交番など襲った。さらにこの憲政擁護運動東京だけでは収まらず、関西などにおいても同様の襲撃事件発生し各地桂内閣反対する暴動相次いだ2月11日桂内閣総辞職した後継内閣海軍大将山本権兵衛政友会与党として組織した民衆多く政友会国民党連携による政党内閣期待する声が多かったので、政友会山本内閣妥協したことは民衆失望させた。このため尾崎らが政友会離党し新たに政友倶楽部結党した。国民党山本内閣一線を画す立場をとった。これに対し山本内閣政友会文官任用令改正軍部大臣現役武官制改正現役規定をなくす)、行財政整理断行などを実施することで批判をかわし、第一次護憲運動は一応束していった。 第一次護憲運動は政党新聞記者らが表面立ってはいたが、日露戦争後頻発した都市民衆による騒擾事件によって民衆政治意識成長しはじめ、民衆運動絶え政党突き上げ客観的主導力は民衆の側にあったとされる。また青年層実業家活発な動き示した総じて大正デモクラシー大きく切り開いたものとされる

※この「第一次護憲運動」の解説は、「護憲運動」の解説の一部です。
「第一次護憲運動」を含む「護憲運動」の記事については、「護憲運動」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「第一次護憲運動」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第一次護憲運動」の関連用語

第一次護憲運動のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第一次護憲運動のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの護憲運動 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの護憲運動 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS