稲田 玲(いなだ れい)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/24 09:08 UTC 版)
「神々の黄昏 オリンポス・ウォーズ」の記事における「稲田 玲(いなだ れい)」の解説
神道系のいわばミッション・スクールの女子大の学生。祖先の姓「蜂須賀」の「須賀」は須佐之男命を奉る須賀神社につながり、「稲田」姓は櫛名田=霊稲田(くしいなだ)につながると語る。日本の神々に詳しい彼女の説明により佐田は(読者も)知識を与えられる。 彼女は亀ヶ岡の縄文遺跡の見学中に核爆発に巻き込まれ、その後は天御中主神によって櫛名田姫を演じ、そしてこれから倭建命の妻を演じることになっていた。佐田と玲が白い霧の外へ出ると、そこは核攻撃で壊滅した木造町(当時の名称)であり、町民の死体を見た佐田は、半ば腐敗した伊邪那美命と八色の雷として登場したのが彼らだったと知る。2人は五所川原市に向かうが、その方向に原子雲が立ち上り、神話通りに「八雲たつ場所」となった。現れた天御中主神は、佐田も玲も神々の血を色濃く引いていると告げ、佐田の半身に異国の禍神の血が流れているのを責めるも、神々に従うよう諭す。玲は櫛稲田姫の子孫であった。 やむを得ず2人は、倭建命と妻の美夜受姫を演じる場に戻ることとする。神話の再現が始まると、佐田はおそらく混血のために自分の意識を持っていられたが、玲は、櫛稲田姫の時と同様に登場人物になりきり、衣裳には経血さえ着いていた。
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