社員選手一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 10:16 UTC 版)
最後まで社員選手として登録されていた浅利悟と斉藤雅人の2人が2009年シーズン限りで共に現役を引退したため、2010年のJリーグでは社員選手の該当者がいなくなった。しかし、2011年からはサガン鳥栖の選手数人が社員選手(受け入れ先はベストアメニティ)になる予定であり、Jリーグにおける社員選手が復活すると報道されていたが、明確な報道はなく、2015年現在、Jリーグに社員選手は存在しないとされる。 Jリーグで社員選手として所属した主な選手 (出向先クラブ/派遣元企業) 反町康治(横浜フリューゲルス/全日空) 小島伸幸(ベルマーレ平塚/フジタ) 伊藤彰(川崎フロンターレ/富士通) 高田栄二(川崎フロンターレ/富士通) 久野智昭(川崎フロンターレ/富士通) 古賀聡(鹿島アントラーズ/住友金属) 田口禎則(横浜フリューゲルス/全日空) 堀直人(横浜フリューゲルス/全日空) 植村晋(ガンバ大阪/松下電器) 遠藤大志(FC東京/東京ガス 現・JFLソニー仙台) 中山雅史(ジュビロ磐田/ヤマハ発動機) 浅利悟(FC東京/東京ガス) 斉藤雅人(大宮アルディージャ/NTT東日本→同クラブ職員) 林威宏(徳島ヴォルティス/大塚製薬) 大場啓(徳島ヴォルティス/大塚製薬) 片岡功二(徳島ヴォルティス/大塚製薬) 石黒智久(カターレ富山/YKK AP) 水内猛(浦和レッドダイヤモンズ/三菱自動車) これらの選手の中で、浅利、斉藤などは引退まで単一のチーム(注:経営母体変更によりチーム名称が変化しても同一チームと見なす)でプレーを続けたが、反町・小島・久野・中山などは途中で所属チームとの契約をプロ契約に変更した(久野以外はその後にプロ選手として他クラブへ移籍)。また、伊藤は川崎フロンターレを社員選手のまま戦力外通告を受けて退団した後、富士通も退社して、大宮アルディージャとプロ契約を結んだ。 備考 Jリーグ・JFL所属のトップチームではないが、Jリーグ ディビジョン2のザスパ草津(2013年「ザスパクサツ群馬」に改める)が前身の「リエゾン草津」の時代に経営難になったことを受けて多くの選手が草津温泉の宿泊施設・ホテルなどへの就職斡旋を受けながら試合に出場していたことの名残で、2005年から加盟したJサテライトリーグと、Jサテライトが2009年廃止になった事を受けて2010年から参戦している群馬県社会人サッカーリーグ(2015年1部)に参加しているザスパチャレンジャーチーム→ザスパU-23→ザスパ草津チャレンジャーズの選手は、一部年度のごく数名を除き、基本的に草津温泉の宿泊施設・ホテルなどで就職斡旋を受けながら試合に出場しており、広義の「社員選手」と同じである。 上記選手らのような例とは異なり、ザスパは母体企業を持たない「市民クラブ」であるため、地元の企業・宿泊施設・ホテルがこの趣旨に協賛。また選手たちは「1選手・1企業(施設)」という取り決めがないため、ある選手は複数の企業や施設を掛け持ちしながら試合や練習に参加している。 また東北サッカーリーグのいわきFCも、スポンサーの株式会社ドームと契約社員として雇用を結び、多くは同社のいわき市内にある物流倉庫に勤務している。 JFLの本田技研工業フットボールクラブ(Honda FC)は、浜松F.CとしてJリーグに参入する計画が挫折した後、一時プロ契約選手を全員退団させて「完全なアマチュアチーム」としていた経緯から、他クラブからの移籍を含めたプロ選手の受け入れを再開した後も、日本サッカー協会の規定によるプロ契約とせず、本社総務課の契約社員扱いで入社させてサッカーに専従させる扱いとしている。
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